本やタウン:書籍近刊情報より


慶應義塾大学出版会 『精神史における言語の創造力と多様性』 納富信留、岩波敦子編 4/上 \2,940 
慶應義塾大学出版会 『テオフィル・ド・ヴィオー 文学と思想』 井田三夫 4/中 \11,130 

講談社 『近代スピリチュアリズムの歴史 心霊研究から超心理学へ』 三浦清宏 4/10 \1,575 ((1848年、それはニューイングランドの小村から始まった。ポルターガイスト、交霊会、心霊写真、念写。))
講談社 『新海誠美術画集 空の記憶』 新海誠 4/25 \2,800 

国書刊行会 『瞼の母』 長谷川伸 5/7 \1,995 
国書刊行会 『D・H・ロレンスと批評理論 後期小説の再評価』 新井英永 5/20 \4,830 ((ドゥルーズ=ガタリフーコーラカン現代思想を参照に、後期小説の新たな読解を提出する、ロレンス研究の最先鋭。))
国書刊行会 『あなたまかせのお話』 レーモン・クノー/塩塚秀一郎訳 5/下 \2,520 

晶文社 『シバの女王の娘 躁うつ病の母と向きあって』 ジャッキ・ライデン 4/1 \2,520 ((湾岸戦争の中東取材で功績を残した著者が、精神病の母に悩まされた幼少時を回想する。心の荒廃と家族の愛のかたちを綴った文芸大作。))

新書館 『それは私です』 柴田元幸 4/下 \1,680 ((霊界から手書きのメールが届いたり、翻訳ソフト「訳太郎」出現で翻訳家が失業したり。ちょっと知的でフシギが炸裂する爆笑エッセイ集。))

:新潮社 『定本 日本の喜劇人 喜劇人篇・エンタティナー篇』 小林信彦 4/30 \9,975 ((小林信彦の喜劇人に関する評伝、エッセイを完全収録、ファン必携の決定版。幻の未刊行インタビュー評論「これがタレントだ1963・1964」(2冊セット)は必見。))
:新潮社 『卍の魔力、巴の呪力 家紋おもしろ語り』 泡坂妻夫 4/24 \1,050 ((仏さまの髪を表わす吉祥の卍、火災を防ぐ巴の渦。小さな紋章に込められた切なる願いと、奇抜な遊び心。日本人の細やかな感性が作り上げた、粋の世界。))

:右文書院 『久生十蘭 『魔都』『十字街』解読』 海野弘 4/上 \2,730 ((伝奇と歴史が交錯する想像力への予感を秘める都市小説『魔都』『十字街』をたどりつつ、東京・パリの「1930年代」を旅する。))

みすず書房 『ふるほん行脚』 田中眞澄 4/中 \2,520 ((古書との出会いを求め、東京一帯なじみの店、ニューウェイヴ書店、旅のあいまに神出鬼没。映画史研究家の「歩く読書」5年間の記録。))
みすず書房 『実践批評 英語教育と文学的判断力の研究』 I・A・リチャーズ/坂本公延編著 4/2 \3,675 ((20世紀の文学批評を席巻した「ニュークリティシズム」の基本的テクスト、桑原武夫「第二芸術論」のタネ本ともなった古典中の古典。))
みすず書房 『現代フロイト読本(1)』 西園昌久監修/北山修編 5/上 \2,570 

そろそろクノーの『青い花』を再刊もしくは文庫化もしくははやりに乗ってって古典新訳化すべきではないのかと徒然なるままに思うこのごろ。で、みすず書房のオフィシャルに行ってみるとバルトの『零度のエクリチュール』新版とか一月遅れのトニー・ジャット下巻とか、あと↓

みすず書房 『封印の島』 ヒスロップ, V/中村妙子訳 5/19 \2,940 
みすず書房 『ならず者たち』 ジャック・デリダ/鵜飼哲高橋哲哉訳 5/19 \4,200