本やタウン:書籍近刊情報より


みすず書房 『映像身体論』 宇野邦一 1/下 \3,360 ((ジル・ドゥルーズ晩年の主著をいかに読み、『シネマ』の問題提起を引き受けるのか。『シネマ2*時間イメージ』監訳者による待望の書。))
みすず書房 『カヴァフィス伝 生涯と詩作』 R・リデル/中井久夫ほか訳 2/8 \4,725 ((20世紀最大のギリシャ語詩人カヴァフィスの作品と生涯を細大漏らさず描いた、英語圏で唯一の伝記。中井久夫の訳による。))
みすず書房 『ヴィクトリア朝偉人伝』 リットン・ストレイチー/中野康司訳 2/中 \3,675 ((白衣の天使ナイチンゲールなど英雄たちを、機知あふれ辛辣に描き出す。イギリスの卓越した伝記作家の主著。新訳による決定版。))
みすず書房 『ヒトラーを支持したドイツ国民』 R・ジェラトリー/根岸隆夫訳 2/中 \5,460 ((国民は何も知らなかったという定説を、当時の新聞雑誌、取調調書を分析、国民の協力なしに独裁はあり得なかったと実証する衝撃の書。))
みすず書房 『若林奮 犬になった彫刻家』 酒井忠康 2/下 \5,460 ((1960年代以降の日本の現代美術を牽引しながら惜しくも03年に急逝した彫刻家。彼を「発見」した美術評論家による若林論集成。))
みすず書房 『他者という試練』 A・ベルマン/藤田省一訳 2/下 \6,930 ((ルターの聖書の翻訳がドイツ語という「国語」を生んだ。フーコーデリダと並び言語活動理解のための知・翻訳学を提供する古典的名著。))
みすず書房 『マクルーハンの光景』 宮澤淳一 2/下 \1,680 ((ジョン・ケージが絶賛した本邦初訳「外心の呵責」の精読、ジョン・レノンとの接触と「地球村」の再考。斬新なマクルーハン入門。))
みすず書房 『風見章 日記・関係資料』 風見章/北河・望月・鬼嶋編 2/下 \13,650 ((近衛文麿の側近として重要な役割を担った稀有のジャーナリスト・政治家が遺した昭和史研究の画期的資料集。))
みすず書房 『ヨーロッパ戦後史(上) 1945-1971』 トニー・ジャット/森本醇訳 2/下 \6,300 ((廃墟からの奇跡的復興と成長、のち革命の亡霊のもとに凋落してゆく全容を、政治経済の動きを軸に克明に物語る問題の大著。全2巻。))
みすず書房 『ヨーロッパ戦後史(下) 1971-2005』 トニー・ジャット/淺沼澄訳 4/中 \5,775 ((英米での出版以来各紙誌絶賛の傑作。小国の歴史にいたるまで克明に描く、戦後世代の学者によるEU時代のための通史。長部重康解説。))
みすずみすずみすず! 『シネマ1』の邦訳が順調に遅れ続けている今日この頃(bk1では現在3月予定)、宇野邦一の『映像身体論』はマストといわざるをえない(オフィシャルでは2/22予定)。