河出書房新社もうすぐ出る本より


河出書房新社 『ハル、ハル、ハル』 古川日出男 7/4 \1,470 
最近の古川日出男作品は話芸に限りなく近い“文”芸なのだと思う。近作を読むたび「もっと物語を!」と思わないでもないのはいつもの愚痴。さて今回は? しかし今読んでるドナ・タートは、訳が…単調なところや言い回しのぎこちないところがちょっと多くないかな? 合間あいまにキャロル・エムシュウィラーを1編2編と…いわゆる語り手の事情とかを妄想/曲解しながら読むのがたまらなく面白い。