ハヤカワ・オンライン刊行予定より


[単行本]
『五つの星が列なる時』 マイケル・ホワイト 5/25 \2,100 ((オックスフォードで起きた、若い女性ばかりが惨殺される事件。それは何かの儀式を思わせた。カメラマンのフィリップと元妻が調査を始め、やがて科学者ニュートンとの意外な接点が浮かび上がる。))
『神は妄想である』 リチャード・ドーキンス 5/25 \2,520 ((なぜ神への信仰だけが尊重されなければならないか。アメリカでは無神論者がなぜ虐げられるのか。科学的な見地から明晰な筋道で神は不要だと論証する、著者積年の持論を思うまま展開した説得の書))
ホメイニ師の賓客(上・下)』 マーク・ボウデン 5/25 \2,940 ((人質五二人の監禁生活、惨憺たる結果に終わった救出作戦の全貌、カーター政権の動向まで、それぞれの苛烈な四四四日間を迫真の筆致で完全再現。米vsイスラムの不和の深淵をのぞき込んだ傑作ルポ))
『ミスフォーチュン』 ウェズリー・ステイス 5/25 \2,625 ((何不自由ない幸せな子供時代から一転、狡猾な親戚の陰謀で私は全財産を奪われた……「娘」として育てられた男の数奇な一生を、十九世紀英国の領主館を舞台に詩情豊かに描くディケンズ風サーガ。))
『夢幻紳士 迷宮篇』 高橋葉介 5/25 \1,365
『Self−Reference ENGINE』 円城塔 5/25 \1,785 ((進化しすぎた人工知性体が自然と一体化したとき、僕と彼女の時空をめぐる冒険は始まった。イーガンの論理とヴォネガットの筆致をあわせもつ驚異のデビュー作。Jコレクション創刊5周年記念作品))
『擬態 カムフラージュ』 ジョー・ホールドマン 5/15 \2,100 ((〈ネビュラ賞ジェイムズ・ティプトリー・ジュニア賞受賞〉二〇一九年、太平洋の海溝で謎の人工物が発見されたが……不死の異星生命体〈変わり子〉と人類との出会いをスリリングに描く話題作!))
フロイトの弟子と旅する長椅子』 ダイ・シージエ 5/25 \1,890 ((〈フェミナ賞受賞〉パリ帰りの(自称)中国人初の精神分析医モーは、政治犯の愛する女性を釈放するため、自転車で夢分析の旅に出る。『バルザック小さな中国のお針子』の著者が贈る長篇第二作))
『スパイ少女ドーン・バックル』 アンナ・デイル 5/25 \1,785

[HPB]
『上海から来た女』 シャーウッド・キング 5/10 \1,260 ((元船員の俺は、弁護士からもちかけられた殺人計画に一枚噛むことにする。それは、鏡の迷路のように複雑に仕組まれた罠の入口だった。オーソン・ウェルズ主演・監督で映画化された幻のサスペンス))

[文庫]
『黒曜石のなかの不死鳥』 マイクル・ムアコック 5/10 \966 ((伝説の英雄エレコーゼの驚くべき冒険を描く『永遠の戦士』と、表題作の2長篇を収録。))
『銀色の愛ふたたび』 タニス・リー 5/25 \882
『ゴールデン・エイジ 2 フェニックスの飛翔』 ジョン・C・ライト 5/25 \882
王狼たちの戦旗 3』 ジョージ・R・R・マーティン 5/25 \735
『忘却の船に流れは光』 田中啓文 5/10 \882
『夢幻紳士 怪奇篇』 高橋葉介 5/10 \1,050
『ラ・イストリア』 仁木稔 5/25 \735
充たされざる者』 カズオ・イシグロ 5/25 \1,260
『ソーントン・ワイルダー 1(わが町)』 ソーントン・ワイルダー 5/25 \714
『美しい嘘』 リザ・ウンガー 5/10 \987 ((〈注目の大型新人登場!謎に満ちたロマンティック・サスペンス〉「おまえの父と母は本当の親ではない」**驚くべき手紙を受け取った女性フリーライターは、謎めいた男に惹かれつつ真相を探る。))
『図書館員(上・下)』 ラリー・バインハート 5/25 \735
『冥界の魔戦士』 デイヴィッド・エディングス \840
『変な学術研究 1』 エドゥアール・ロネ 5/15 \651 ((〈イグノーベル賞級の研究大集合〉一流の科学者による無意義な研究の数々を皮肉りながら紹介するサイエンス・コラム集。))
『相対論がもたらした時空の奇妙な幾何学』 アミール・D・アクゼル 5/15 \756 ((重力を幾何学で捉え直せば……一般相対性理論の成立から宇宙論の現在までを解説する。))

円城塔小松左京賞最終選考まで残ってたやつやね。R・ドーキンス、J・ホールドマンの単行本、J・C・ライトに仁木稔の文庫本、復刊文庫落ちそして続編(しかしタニス・リーなら以下略)と超ホクホク。っつーか、えらく久しぶりに名前を見たラリー・バインハートが5月最大の楽しみか…『ただでは乗れない』『見返りは大きい』は元ジャンキー探偵を主人公にした結構なスケールのPIものでかなり好きだったな。