河出書房新社|もうすぐ出る本より


河出書房新社 『物しか書けなかった物書き』 ロバート・トゥーイ/法月綸太郎編・清野泉訳 2/14 \2,100 ((タイプしたものが物質化する怪現象に遭遇した三文作家の悲喜劇、帰宅途中でゾンビにヒッチハイクされた男のたどる奇妙な運命など、奇抜なアイデアとナンセンスな笑いが炸裂するオフビート・ミステリの異色作家、本邦初の傑作集。))
河出書房新社 『緋色のマニエラ 山本タカト画集』 山本タカト 2/14 \3,150 ((あえかな少年少女達の裸身は白磁の装飾品のように美しく、濃厚なエロスを扱った作品さえ湿度はない。今や国内外で絶大な人気を誇る山本タカトの平成耽美主義誕生を知らしめた幻の第一画集が、瀟酒な造本はそのままに完全復刻。))
それはそうとレジナルド・ヒル異人館』を読み始める。おお、おお、数学の徒(♀)と神学の徒(♂)がいわくありげな村の過去を探うちにいわくありげな村人たちが白い目を投げかけはじめましたよ。はなっから“狼頭の十字架”とかもでてきて雰囲気たっぷりのちょいホラー風味サスペンス王道たるミステリの本格派。ヒルはじつはノンシリーズの『王子を守る者』が好きなのでこれもちょっと期待している一品。