ビーケーワン予約一覧より


吉川弘文館 『妖怪と伝説』 宮田登 2/- \2,730 ((狐火、雪女、河童、鯰男、人面魚。日本人は、妖怪や伝説・民話に何を託したのか。その背景にある社会変動と人びとの葛藤を追求する。))

出版芸術社 『窓のあちら側』 新井素子 2/- \1,575 

河出書房新社 『夢を与える』 綿矢りさ 2/- \1,365 

「“漫画よりも速い文体”を企図して作られた新井素子の高速で饒舌に“読者”に対して語りかける“あたし”」をもっとも正統に受け継いでいる裔は舞城王太郎なんじゃないかと、ちょっと前に考えていた。「“作品”に対する“作者”の過剰な干渉」という点から『・・・・・絶句』と『九十九十九』を併読してみるのも面白いんじゃないかな…とかも。なお予約一覧にはまだ載ってませんが来月の講談社BOX法月綸太郎『ノーカット版 密閉教室』が予定されているようです。