本やタウン:書籍近刊情報より
“都市国家が各地に群雄割拠する一種の戦国時代であった”中世イタリアを概観する『フィレンツェの傭兵隊長』とか“古代の技術・芸術・呪術に従事した謎の職能集団の痕跡を記した史料を丹念に収集”した『古代技芸神の足跡と古社』とかに激しく反応するオレアンテナの持ち主ことオレがいま読んでるのはトム・ホランドの『ルビコン』だったりする。
[単行本]
■■■:アスペクト 『超落語』 立川談笑/唐沢俊一 9/20 \1,470■■■:鳥影社 『アメリカという名のファンタジー』 山口知三 10/上旬 \2,940 ((近代ドイツ文学の中で「アメリカ」はひとつのユートピアとして描かれたことを、初めて系統だって論述した画期的著作。))
■■■:鳥影社 『ウォッチクリスタル』 天川美彩 10/上旬 \1,470 ((死んだはずの2人、健常者と身体障害者の魂が入れ変わり、期限付きでこの世に戻された。弱者とは、強者とは、何かを問う物語。))
■■■:鳥影社 『日本的エロティシズムの眺望』 元田與市 10/上旬 \1,995 ((日本のエロティシズムのもつ特徴を視覚と触感から探る意欲作。古典文学はもとより浮世絵にまでおよぶ日本の表現法の特徴を論述する。))■■■:太田出版 『あしたのジョーの方程式』 島本和彦/ササキバラ・ゴウ編 9/13 \1,365
■■■:主婦の友社 『銀のロバ』 ソーニャ・ハートネット 9/29 \1,575
■■■:春風社 『小出楢重と谷崎潤一郎 「蓼喰ふ虫」の真相』 小出龍太郎編著/明里千秋ほか 10/上旬 \2,625
■■■:春風社 『文学の基礎レッスン』 後藤和彦 10/上旬 \2,310■■■:新紀元社 『傭兵剣士』 フライングバッファロー/安田均監修 11/中旬 \998 ((12月に30周年記念版が発売される「トンネルズ&トロールズ」。システムに先駆けて、ソロプレイシナリオとリプレイが登場。))
■■■:新人物往来社 『古代技芸神の足跡と古社』 菅田正昭 9/下旬 \3,675
■■■:星雲社 『古事記と植芝盛平 合気道の神道世界』 清水豊 10/25 \2,100 ((植芝盛平の古神道神秘家としての真髄を紹介。「むすび」の秘儀を合気道として復活させた盛平の伝える呼吸法・身体観・言霊・草薙剣。))
■■■:草思社 『世界でいちばん面白い英米文学講義』 エリオット・エンゲル/藤岡啓介訳 9/下旬 \2,520 ((ディケンズは天才的な山師だった。シェイクスピアからヘミングウェイまで、驚きのエピソードで綴る目から鱗の英米文学案内。))
■■■:南雲堂フェニックス 『IN PURSUIT OF INTENTION』 9/25 \3,150 ((ワーズワース、コールリッジ、シェイクスピアの重要な作品の中に作者の意図を探り、解釈の理論と実践を展開した格調高い英文論考。))
■■■:白水社 『きみのいもうと』 エマニュエル・ボーヴ/渋谷豊訳 10/下旬 \1,785 ((今では悠々自適な未亡人のツバメの「ぼく」は、惨めな旧友とその妹に出会い同情と優越感を覚えた瞬間、心の平安が崩れ始める。))
■■■:白水社 『さんずいあそび』 別役実 10/下旬 \1,890
■■■:白水社 『フィレンツェの傭兵隊長 ジョン・ホークウッド』 ドゥッチョ・バレストラッチ/和栗珠里訳 10/中旬 \3,570■■■:ブッキング 『アザー・サイド』 イシュトバン・バンニャイ 9/下旬 \1,890 ((世界10数か国で翻訳された絵本『ZOOM』のイシュトバン・バンニャイ最新作。読む者を不思議な非日常の世界へと誘う。小学生全般向。))
■■■:ユーラシア旅行社 『風の旅人 SIGN OF LIFE-永遠の現在-』 養老孟司/保坂和志 10/1 \1,200
[新書]
■■■:白水社 『ノート2 掟の問題』 フランツ・カフカ/池内紀訳 10/中旬 \1,260
■■■:白水社 『キリスト教シンボル事典』 ミシェル・フイエ/武藤剛史訳 10/中旬 \999 ((アダムが食べたのはリンゴではないのに、なぜ原罪のシンボルになったのか。西洋の文化芸術の理解を助けるシンボルを集めた小事典。))