本やタウン:書籍近刊情報より


[単行本]
朝日新聞社 『日々の非常口』 アーサー・ビナード 8/8 \1,680 ((ザリガニのテロ攻撃、宇宙開発とお子様ランチの深いつながり。米国生まれの日本語詩人が、そこに眠る「自由」を揺り起こすエッセイ。))

学習研究社 『アトランティスの暗号 10万年前の失われた叡智を求めて』 コリン・ウィルソン/松田和也訳 8/29 \2,940 

京都大学学術出版会 『身体のフランス文学 ラブレーからプルーストまで』 吉田城編/田口紀子編 8/下旬 \4,725 ((心理から身体へ。時代のテクストとともに変化する「身体」へのまなざしとその表現に焦点を絞り読み解いた新しいフランス文学史。))

勁草書房 『断片化する理性 認識論的プラグマティズム』 スティーヴン・P・スティッチ/薄井尚樹訳 8/中旬 \3,570 ((「認識論的多元主義」を標榜し、分析哲学そのものの転換を決定づけた画期的な名著、待望の邦訳。))

幻戯書房 『洋燈の孤影 漱石を読む』 高橋英夫 7/26 \2,730 ((20世紀人、漱石。表現論、人間論、歴史意識をめぐって、漱石文学の真実を捉える。文芸批評界を代表する著者による漱石論。))

国書刊行会 『コミック版 文体練習』 マット・マドゥン/大久保譲訳 8/下旬 \2,100 ((1つの物語を99通りの方法で語る。R・クノーの奇書『文体練習』のコミック版がついに登場。クリエイター志望者、必読。))
国書刊行会 『世界文学あらすじ大事典(3)』 横山茂雄監修/石堂藍監修 8/下旬 \18,900 
国書刊行会 『番町皿屋敷』 三代目旭堂小南陵編/堤邦彦編 8/10 \2,520 
国書刊行会 『屍衣の流行』 マージェリー・アリンガム/小林晋訳 8/下旬 \2,520 
国書刊行会 『意匠ひろひ』 沼波瓊音/山口昌男監修 8/30 \8,400 ((森銑三が敬愛した国文学者・俳人が遺した味わい深い随筆を新編集。表題作のほか、『乳のぬくみ』や大野洒竹夏目漱石などの人物評。))
国書刊行会 『聖書植物大事典』 ウイリアム・スミスほか編纂/藤本時男編訳 8/25 \8,400 ((1863年に英国で公刊された歴史的大著『聖書事典』から、植物に関する項目およそ100を翻訳編成。))

実業之日本社 『探偵と怪人のいるホテル』 芦辺拓 8/下旬 \1,890 
実業之日本社 『百年の亡国』 海道龍一朗 8/上旬 \1,995 

出版芸術社 『白馬館九号室』 鮎川哲也 8/上旬 \1,785 

:春秋社 『新しいデカルト』 渡仲幸利 7/下旬 \2,310 ((自分にこだわらずに、思考と行動に結ばれてこの世界を見、この世界で働く様を私たちに示すデカルト哲学の今日的理解の証。))
:春秋社 『<狂>の巻』 町田宗鳳編著 7/下旬 \2,100  ((一度足を踏み入れたら、もう戻ってはこられない「狂」の世界。その魅力を気鋭の研究者・作家が、語り尽くす。『〈愛〉の巻』同時刊。))
春風社 『対話論神学の地平 私の巡礼のなかから』 延原時行 7/下旬 \3,500 
春風社 『冒険する身体 現象学的舞踊論の試み』 石渕聡 7/下旬 \3,990 

誠信書房 『アニメーションの臨床心理学』 横田正夫 8/上旬 \3,990 ((日本と欧米のアニメの歴史と作家の作風の変遷、著者の心理臨床的関心からみた初めてのアニメーションの心理学。))

:青灯社 『人はなぜレイプするのか 進化生物学が解き明かす』 ランディ・ソーンヒル/クレイグ・パーマー 7/30 \3,360 ((これまでの常識を破り「レイプ」をなんと進化生物学の視点から見据える。そこからこの憎むべき犯罪撲滅の道が見えてくる。))

東京大学出版会 『アート/表現する身体』 佐々木正人 8/25 \3,360 ((アフォーダンス理論による若手の論考と、一線の表現者とのセッション。表現する身体が実現している微細な調整の驚異に迫る。))

日本評論社 『宿命は待つことができる』 天城一/日下三蔵編 8/中旬 \2,940 

ポット出版 『クィア・ジャパン・リターンズ(2) 生き残る!』 伏見憲明編 7/18 \1,995 

『文体練習』コミック版て、どんなん? ってことで要チェック。『<狂>の巻』『<愛>の巻』『新しいデカルト』等、春秋社もチェックチェック。あと『身体のフランス文学』と『断片化する理性』ね。で、近況って言うか今回の休日の予定…ドナ・タート『シークレット・ヒストリー』とかジャック・オコネル『私書箱9号』『妨害電波』とかを発掘したのでまずこれを、余裕があったら丹生谷貴志を読めるだけ読むつもり…ってことにしておこう。ちょっと歩いたところに新しい図書館ができたので避暑がてらに。