オンライン書店 本やタウン:書籍近刊情報より


[単行本]
慶應義塾大学出版会 『近代フランスの誘惑 物語/表象/オリエント』 小倉孝誠 6/15 \2,940 ((欲望のパリ、魅惑のオリエント。歓楽の19世紀のを訪ね、フローベル、バルザックロダンの生きた社会を描く。))

講談社 『書林逍遙』 久世光彦 6/15 \1,365 
講談社 『東山殿御庭』 朝松健 6/30 \1,785 
講談社 『優しい子よ』 大崎善生 6/30 \1,470 
講談社 『恋愛の解体と北区の滅亡』 前田司郎 6/15 \1,260 ((僕らの青春の行き場のない言葉が小説化された。僕らは何か限界に近いことを考え続けるだけで何もしない。何もしないことが共感を呼ぶ。))
講談社 『0と10万の間』 石川英輔 6/26 \1,890 ((0キロカロリーで暮らす江戸期に対し、1日10万キロカロリーを消費する今、我々は10万倍豊かに暮らしているのか。江戸期の豊かさを検証。))
講談社 『亡骸劇場』 小林伸一郎 6/5 \3,990 
講談社 『現代思想の遭難者たち 増補版』 いしいひさいち 6/20 \1,470 
講談社 『色で読む中世ヨーロッパ』 徳井淑子 6/9 \1,575 
講談社 『その後のクレヨン王国』 福永令三/三木由記子画 6/15 \609 
講談社 『リズム』 森絵都 6/15 \704 

新書館 『短篇集 バレンタイン』 柴田元幸 6/上旬 \1,050 

春風社 『魔術師のたいこ』 レーナ・ラウラヤイネン/荒牧和子訳 6/上旬 \1,575 

:新潮社 『エンデュミオン・スプリング』 マシュー・スケルトン/大久保寛訳 6/30 \2,415 
:新潮社 『シャドウマンサー』 G・P・テイラー/亀井よし子訳 6/30 \1,995 
:新潮社 『汽車旅放浪記』 関川夏央 6/30 \1,785 
:新潮社 『木槿の咲く庭 スンヒィとテヨルの物語』 リンダ・スー・パーク/柳田由紀子訳 6/30 \1,890 
:新潮社 『乱鴉の島』 有栖川有栖 6/22 \1,785 
:新潮社 『ビッグバン宇宙論(上)』 サイモン・シン/青木薫訳 6/23 \1,680 
:新潮社 『ビッグバン宇宙論(下)』 サイモン・シン/青木薫訳 6/23 \1,680 
:新潮社 『狂人三歩手前』 中島義道 6/16 \1,365 

世界思想社 『映画的思考の冒険 生・現実・可能性』 箭内匡編 6/下旬 \1,995 ((小津、ドライヤー、キアロスタミ、イオセリアーニ。優れた映画作家の作品に通底する響きを聴けば、そこから新しい思考の冒険が始まる。))

ひつじ書房 『修辞的モダニズム テクスト様式論の試み』 中村三春 6/上旬 \2,940 ((宮澤賢治横光利一の文芸様式と、モダニズムのスポーツ小説・内的独白・百貨店小説をテーマとしたテクスト様式論の試み。))

平凡社 『作家の猫』 夏目房之介ほか 6/23 \1,680 ((漱石、熊楠から谷崎潤一郎藤田嗣治幸田文、三島、開高、中島らもまで、猫を愛した作家と作家に愛された猫の永久保存版アルバム。))
平凡社 『結婚・ふたりのしあわせ 中原淳一エッセイ画集(3)』 中原淳一文・画 6/23 \1,680 
平凡社 『完全版 突飛なるものの歴史』 ロミ 6/19 \2,940 
平凡社 『黄金伝説(2)』 ヤコブス・デ・ウォラギネ 6/7 \1,995 
平凡社 『ガッタンゴットン』 スズキ・コージ 6/12 \1,680 

毎日新聞社 『女信長』 佐藤賢一 6/下旬 \1,890 

みすず書房 『ジョイスのパリ時代』 宮田恭子 6/中旬 \3,780 ((1920・30年代、ジョイスを取り巻くモダニストの女性たち、ジョイスの娘ルチアとベケットの恋、ベケットジョイス観を考察。))
みすず書房 『愛についてのデッサン 佐古啓介の旅』 野呂邦暢 6/下旬 \2,625 ((古書探索にさまざまな謎や恋愛が絡み、文学や古書に関する著者の博識もさりげなく織り込まれたミステリータッチの小説。))
みすず書房 『カミュ『よそもの』きみの友だち』 野崎歓 6/上旬 \1,575 
みすず書房 『サルトル『むかつき』ニートという冒険』 合田正人 6/上旬 \1,575 
みすず書房 『トラウマの声を聞く』 下河辺美知子 6/下旬 \2,940 
みすず書房 『人生があなたを待っている(1)』 ハドン・クリングバーグ・ジュニア/赤坂桃子訳 6/中旬 \2,940 ((ロングセラー『夜と霧』の著者フランクルの生涯。少年時代から収容所体験、解放後の妻との出会いなど。))
みすず書房 『人生があなたを待っている(2)』 ハドン・クリングバーグ・ジュニア/赤坂桃子訳 6/中旬 \2,940 

山川出版社 『結衆・結社の日本史』 福田アジオ編 6/下旬 \3,360 ((座、倶楽部、NPOなど各時代における代表的な結衆・結社を取り上げ、時代背景を視野に入れながら社会結合のあり様を多面的に考察。))

[新書]
講談社 『サドのマジ切れ マゾの逆切れ』 矢幡洋 6/20 \840 ((伝統的マゾ信奉が崩壊し、サディストたちの勢いが増している昨今だが、人を非難し、攻撃するのはサドだけではない。現代社会の精神的暴力の深奥を読む。))
講談社 『書物狩人』 赤城毅 6/6 \819 ((世界の謎に関わる古書を操る男、現る。))
講談社 『少女は踊る暗い腹の中踊る』 岡粼隼人 6/6 \924 ((第34回メフィスト賞受賞作。))
講談社 『上手なミステリの書き方教えます』 浦賀和宏 6/6 \924 
講談社 『天帝のはしたなき果実』 古野まほろ 6/6 \1,890 ((第34回メフィスト賞受賞作。90年台初頭の「日本帝国」のとある進学校で起きた連続殺人。推理小説の醍醐味がすべてここに。))

集英社 『戦争の克服』 森巣博/鵜飼哲ほか 6/16 \756 

平凡社 『ジプシー』 水谷驍 6/9 \819 
平凡社 『使えるヘーゲル』 福吉勝男 6/9 \735 

澁澤龍彦種村季弘教科書にした、ヨーロッパ暗黒知の幻のアルシーブ」こと『突飛なるものの歴史』の完全版がちょっとお安くなって登場、ライブラリー版?…にしてはちょっとお高いか。平凡社目録にまだ載ってないので発売日は不明ってことにしておくのが吉。新書は『サドのマジ切れ マゾの逆切れ』が実にいいタイトル。『映画的思考の冒険 生・現実・可能性』『修辞的モダニズム テクスト様式論の試み』は中身をチェックしてから、でも買ってみたいね。『バレンタイン』一般的には6/1発売予定だそうですよ。