本やタウン:書籍近刊情報より


[単行本]
朝日新聞社 『インディアナインディアナ』 レアード・ハント/柴田元幸訳 5/9 \1,680 ((人気翻訳家・柴田元幸が惚れ込み、ポール・オースターも絶賛の本邦初翻訳小説。年老いて病んだ男の人生の喪失感とユーモアが美しい。))
朝日新聞社 『老いの超え方』 吉本隆明 5/9 \1,890 

岩波書店 『ファンタジーと言葉』 アーシュラ・K.ル=グウィン/青木由紀子訳 5/24 \2,520 
岩波書店 『イエスの時』 大貫隆 5/23 \3,045 

角川書店 『アイの物語』 山本弘 5/31 \1,995 ((500年後の世界で、敵同士として出会ったひとりの青年と美しきA.I.A.I.がヒトに語り継ぐ「21世紀の千夜一夜物語」。))
角川書店 『鬼喰う鬼』 野火迅 5/31 \1,470 

河出書房新社 『ゲオルク・ビューヒナー全集』 G・ビューヒナー/手塚富雄監修 5/22 \9,975 
河出書房新社 『元気なぼくらの元気なおもちゃ』 ウィル・セルフ/安原和見訳 5/15 \1,995 
河出書房新社 『女たちのやさしさ 田中克彦対話集』 田中克彦 5/15 \1,680 ((闘う言語学者・田中克彦が、斎藤美奈子伊藤比呂美多和田葉子小倉千加子らを相手に、性差やことばについて語り尽くす対話集。))
河出書房新社 『水が語る神秘の世界』 ウェスト・マリン/戸田裕之訳 5/15 \2,520 
河出書房新社 『殉教者のためのディヴェルティメント』 山本タカト画 5/10 \3,465 
河出書房新社 『ルネ・マグリット』 ルネ・パスロン/巖谷國士訳 4/28 \3,990 
河出書房新社 『ヴァルター・ベンヤミン』 T・W・アドルノ/大久保健治訳 5/10 \2,940 

紀伊國屋書店 『感覚の幽い風景』 鷲田清一 5/25 \1,785 
紀伊國屋書店 『知識人の時代 バレス、ジッド、サルトル』 ミシェル・ウィノック/塚原史 5/25 \6,930 

国書刊行会 『水戸黄門漫遊記』 三代目旭堂小南陵編/島田大助編 5/1 \2,520 
国書刊行会 『続・妖怪図巻』 湯本豪一編 5/25 \3,990 

小学館 『主婦と恋愛』 藤野千夜 5/24 \1,575 

出版芸術社 『点の巻 砂村朝人の全事件』 仁木悦子 5/下旬 \1,680 

中央公論新社 『レオナルド・ダ・ヴィンチ 伝説の虚実』 竹下節子 5/10 \1,995 

東京創元社 『配達あかずきん』 大崎梢 5/中旬 \1,575 
東京創元社 『さくら草』 永井するみ 5/下旬 \1,995 
東京創元社 『川に死体のある風景』 歌野晶午ほか 5/下旬 \1,890 ((綾辻行人有栖川有栖歌野晶午大倉崇裕佳多山大地黒田研二が「川と死体」をテーマに競作。美しくてトリッキーなアンソロジー。))
東京創元社 『エミールと探偵たち』 エーリヒ・ケストナー/小松太郎訳 5/下旬 \1,575 

同成社 『盗賊の社会史』 阿部猛 5/上旬 \1,995 ((日本の代表的盗賊・石川五右衛門をはじめ、有名・無名幾多の盗賊の活動を古代から近代まで史料に求め、社会現象の一端たるその生態を探る。))

徳間書店 『地球空洞/地底都市テロスからのメッセージ』 ダイアン・ロビンス/ケイ・ミズモリ訳 5/19 \1,785 ((宇宙人は外宇宙から来るのではなかった。その大半はなんと地球内部の都市からUFOに乗ってやって来ていた。))

:風行社 『カール・シュミットの挑戦』 シャンタル・ムフ編/古賀敬太ほか編・訳 5/上旬 \4,410 
:風行社 『人権の政治学』 マイケル・イグナティエフ/添谷育志ほか訳 5/上旬 \2,835 

双葉社 『無傷の愛』 岩井志麻子 5/16 \1,680 

文藝春秋 『被爆のマリア』 田口ランディ 5/中旬 \1,470 
文藝春秋 『風に舞いあがるビニールシート』 森絵都 5/下旬 \1,575 
文藝春秋 『贄の夜会』 香納諒一 5/下旬 \2,500 

法政大学出版局 『思索日記(2) 1953―1973』 ハンナ・アーレント/ウルズラ・ルッツほか編 5/18 \6,300 
法政大学出版局 『事実/価値二分法の崩壊』 ヒラリー・パトナム/藤田晋吾訳 5/26 \2,940 

みすず書房 『ピエールとリュース 新装版』 ロマン・ロラン/宮本正清訳 5/下旬 \1,680 
みすず書房 『フランツ・ファノン』 海老坂武 5/下旬 \3,570 
みすず書房 『テクスト理論の愉しみ』 ロラン・バルト/野村正人訳 6/上旬 \5,250 

[新書]
:新潮社 『数学を愛した作家たち』 片野善一郎 5/20 \714 

実業之日本社 『殺意は必ず三度ある』 東川篤哉 5/17 \860 

レアード・ハントとウィル・セルフとル=グウィンのエセーを買う。5月はル=グウィンの『夜と言葉』も再刊されるしね、サンリオ版も同時代ライブラリー版も持ってるけどまた買っちゃうでしょう。近況:沼野充義『亡命文学論』『ユートピア文学論』、亀山郁夫『大審問官スターリン』、ボリス・ヴィアン『サン=ジェルマン=デ=プレ入門』などもりもり併読中、めちゃめちゃ面白い。ローリー・リン・ドラモンドを読んだあと、なんとなく関連するんじゃないかなとか思ったので桜庭一樹とアナ・ファンダー『監視国家』をちらちらめくり返してたりする、後者はとてもセンシティヴで2005年に読んだ本の中でももっとも印象深かったものの一つ。「そして突然大原まり子『物体Mはわたしの夢を見るか?』とチャールズ・プラット『フリーゾーン大混戦』をも再読する…いやあやっぱり願望充足話っていいよね。『フリーゾーン大混戦』のような本こそ真のSF入門書だと思ってますよぼくは、あとラッカーの『時空の支配者』とかね(笑)。ついでに『虚空の眼』とかも読み返してみようかと思い(その暇を)画策中」←どしてこんな流れの再読モチベーションがでてきたのかはご想像にお任せします。