本やタウン:書籍近刊情報より


[単行本]
:春秋社 『未知なるものへの生成』 守永直幹 1/下旬 \3,675 

勁草書房 『空間・人・移動 文学からの視線』 伊藤進/郡伸哉 2/中旬 \3,465 ((文学は「空間の移動」をどのように描いてきたのか。航海、都市の彷徨、文化の越境など、多様な外国文学の事例から人間の姿を捉える。))

:ナカニシヤ出版 『初期ヘーゲル哲学の軌跡 断片・講義・書評』 寄川条路編・訳  1/中旬 \2,730 
:ナカニシヤ出版 『インド・いちば・フィールドワーク』 溝口常俊 1/中旬 \1,890 

白水社 『ブダペスト』 シコ・ブアルキ/武田千香訳 2/下旬 \2,100 ((ゴーストライターが手がけた他人の自伝がベストセラーになり、混乱が加速する。ブラジル音楽の巨匠が奏でる言葉の魔術。))
白水社 『文盲 アゴタ・クリストフ自伝』 アゴタ・クリストフ/堀茂樹訳 2/中旬 \1,470 ((『悪童日記』の著者が語る半生。祖国ハンガリーを逃れ難民となり、母国語ではない「敵語」で書くことを強いられた作家の苦悩と葛藤。))
白水社 『僕はマゼランと旅した(仮)』 スチュアート・ダイベック/柴田元幸訳 2/下旬 \2,520 ((名翻訳家がベスト1に挙げる『シカゴ育ち』の著者による短篇集。日常の中の冒険が豊かな叙情と卓抜なユーモアで描かれる。))

[新書]
白水社 『お風呂の歴史』 ドミニック・ラティ/高遠弘美訳 2/中旬 \999  ((庶民が集う蒸気風呂、王妃アントワネットの浴槽サロン、セーヌ川に浮かぶ船上水浴場。快楽と禁欲の間を移ろう歴史の全容を語る。))

白水社がいい。アゴタ・クリストフスチュアート・ダイベックはもちろんのことだけど、『ブダペスト』がなんかそそるよね。言葉の魔術か、魔術って言葉にはなんか弱いんだ。