本やタウン近刊情報より


[単行本]
朝日新聞社 『尻尾のある星座』 村田喜代子 \1,680 10/13 
群像社 『現代ウクライナ短編集』 藤井悦子編・訳/オリガ・ホメンコ編・訳 \1,890 10/下旬 
群像社 『モスクワは本のゆりかご』 レフ・シーロフ/児島宏子訳 \2,100 10/下旬 ((多くの[]詩[]や[]小説[]の[]舞[]台となり[]作家[]たちの[]運命[]を見つめて、[]本[]を手に歩いて綴った[]エッセイ[]。[]写真[]も豊富に織り交ぜた[]20世紀[][]回想[]。))
幻冬舎 『ララピポ』 奥田英朗 \1,575 09/27 
東京創元社 『メジャーリーグ、メキシコへ行く』 マーク・ワインガードナー/金原瑞人訳 \2,520 10/中旬 
徳間書店 『環珠姫』 瓊瑤/阿部敦子訳 \1,785 10/20 
徳間書店 『激流』 柴田よしき \1,995 10/20 
早川書房 『カリフォルニア・ガール(1)』 T・ジェファーソン・パーカー/七搦理美子訳 \1,995 10/中旬 
早川書房 『ストリンガーの沈黙』 林譲治 \1,680 10/下旬 
早川書房 『魔のカーブの謎 双子探偵ジーク&ジェン(1)』 ローラ・E・ウィリアムズ/石田理恵訳 \945 10/下旬 
早川書房 『5枚のカード』 レイ・ゴールデン/横山啓明訳 \1,050 10/下旬 ((謎の[]連続殺人[]に震える小さな町に、1人の[]賭博師[]が帰ってきた。[]事件[]の裏には何か[]被害者[]を繋ぐ糸が。異色[]本格ミステリ[]風[]ウェスタン[]。))
文藝春秋 『ハルカ・エイティ』 姫野カオルコ \1,950 10/中旬 (([]大正[]9年、[]関西[]生まれの持丸遥は淡い恋も経験しつつ[]女学校[]を[]卒業[]。[]見合い[][]結婚[]という[]平凡[]な人生だったが、[]戦争[]が[]運命[]を狂わせていく。))
文藝春秋 『秘められた部分』 ネジュマ/高野優訳 \2,310 10/中旬 
文藝春秋 『ディープ・スロート 大統領を葬った男』 ボブ・ウッドワード/伏見威蕃訳 \2,000 10/下旬 (([]ニクソン[][]大統領[]を[]辞任[]に追いやった[]スクープ[]の陰にいた[]伝説[]の[]極秘[][]情報[]源。30年の時を経て明かされる[]大統領[]の[]陰謀[]。))
文藝春秋 『物乞う仏陀』 石井光太 \1,575 10/中旬 (([]アジア[]の[]路上[]で出会う[]子ども[]の[]もの乞い[]や[]障害者[]の背後にある[]現実[]を描く。[]アジア[]の[]暗部[]を描きながら、清々しい読後感を与える[]稀有[]の書。))
平凡社 『金石範作品集(2)』 金石範 \7,980 10/07 4582832881
平凡社 『無情』 李光洙 \3,570 10/14 (([]朝鮮[][]近代[][]文学[]の曙を告げる初めての[]近代[]的[]長編[][]小説[]。著者は、[]解放[]後「[]親日[]」の[]烙印[]を押され、[]非業[]の死を遂げたとされる。))
平凡社 『詩人たち ユリイカ抄』 伊達得夫 \1,260 10/11

[新書]
徳間書店 『白鳥異伝(上)』 荻原規子作/佐竹美保絵 \900 10/20 ((『下巻』同時刊。))
徳間書店 『ヤングガン・カルナバル』 深見真 \860 10/20 
早川書房 『耳を傾けよ!』 エド・マクベイン/山本博訳 \1,365 10/下旬 
文藝春秋 『“俺様国家”中国の大経済』 切込隊長@山本一郎 \756 10/20 
文藝春秋 『いのち 生命科学に言葉はあるか』 最相葉月 \882 10/20 
文藝春秋 『皇太子と雅子妃』 福田和也 \714 10/20 
文藝春秋 『随筆 本が崩れる』 草森紳一 \756 10/20 (([]マンション[]の[]部屋[]を埋める数万冊の[]蔵書[]が崩れてきた。本に[]監禁[]された瞬間からはじまる[]抱腹[]、[]超絶[]、[]悪夢[]の[]格闘技[]。[]写真[]多数[]収録[]。))

ストーリーテラー村田喜代子の新作がまず愉しみにしておきたい一冊。SFマガジン1998/08号における現代ロシアSF特集で一時火がついた(←オレに)ロシア/東欧系作品への熱望が徹夜の塊や『200X年文学の旅』等最近の沼野充義の仕事によって再び燃え盛ってきている、そんなところに『現代ウクライナ短編集』はタイムリーかも。あとは早川書房の10月刊行分にISBNが付いてたのでピックアップ、っていうかレイ・ゴールデンはこうしてみると面白そうね、「異色」で「本格」で「ウエスタン」か…おや、これと双子探偵ものは単行本にしちゃずいぶん低い価格設定で、もしかして新しい叢書なのかしらん? 新書は文春、著者名だけ見ててもどれもなかなか面白そうですな。