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でしょう。あの文章を書いたときはいわゆるランドルギャレットが多すぎるとか少なすぎるとか、いまどきの小説を読むので忙しいので古典とか読んでる暇ないよー、とか世間で言われてたころで…別に古典はよまなアカンとか説教するわけじゃないけれど、でもそんなこと言うてるまにおまいらはこんなにおもろい小説読みのがしとるんやで〜というロートルのプチ魂の叫びとして綴ったものなので、反応していただいて大層うれしい次第であります。ほかにもディック・フランシスとかマイクル・Z・リューインとかブライアン・フリーマントル『消されかけた男』とかトニー・ケンリック『リリアンと悪党ども』『スカイジャック』とか読めば絶対面白いのに…一時はやけくそのように邦訳されたルース・レンデルのメンタル的にナスティーなホラータッチで、しかし低俗になる一歩手前で踏みとどまるオブセッション悲(喜)劇群もいまや手にはいるのは『ロウフィールド館の惨劇』『わが目の悪魔』と近作のみ。瀬戸川猛資『夜明けの睡魔』をはらりはらりと捲りながら、世の中間違ってるよと呟きたくもなるそんな生業。