早川書房8月新刊より

[単行本]
『ブラックサッド−−凍える少女』 ジュアン・ディアズ&ジュアーノ・ガルニド/大西愛子
『ワイルド・チャイルド』 大頭春/岸田登美子訳 ((たわいもない出来事から、発作的に家出した「僕」。台北の通りにたむろする不良少年たちに受け入れられ、あっという間に裏社会の毒に染まっていく......みずみずしい語り口で綴る、残酷な青春小説))
『空(くうばく)獏』 北野勇作 ((空っぽの獏が食べる[]空爆[]の夢はあまりにも空漠としているけれど、そこに広がる空は泣きたいぐらいきれいで......九つの掌篇と九つの短篇が描く不条理で優しい戦争−−北野版『[]スローターハウス5[]』))
『正午二分前−外国人記者の見た関東大震災』 ノエル・F・ブッシュ/向後英一訳

[HPB]
『柳園の壷』 ロバート・ファン・ヒューリック/和爾桃子訳

[文庫]
『マジック・キングダムで落ちぶれて』 コリイ・ドクトロウ/川副智子訳
『銀河のさすらい人』 キース・ローマー/伊藤典夫
『栄光への飛翔 若き女船長カイの挑戦』 エリザベス・ムーン/斉藤伯好訳
『老ヴォールの惑星』 小川一水
『鏡像の敵』 神林長平 ((イデアと思索の完璧なる融合−−1980年代発表の6篇を収録する“[]神林長平[]初期傑作集”))
『ミステリ・オペラ(上・下)』 山田正紀
『魔術師の娘 魔術師ベルガラス2』 デイヴィッド&リー・エディングス/宇佐川晶子訳『恋するA・I探偵』 ドナ・アンドリューズ/島村浩子訳
『空高く』 マイクル・ギルバート/熊井ひろ美訳 ((クラシック・セレクション。英国の田舎で起こった別荘荒らし事件は衝撃の結末を迎える。異色本格探偵小説の新訳版))
『快楽通り12番地』 マーサ・コンウェイ/米山裕子訳 ((下着収集家の風変わりなヒロインと男前の殺人鬼が今ぶつかる! ユーモア・サスペンス))
『闇の展覧会 敵』 カービー・マッコリー編/矢野浩三郎・他訳 ((ハヤカワ名作セレクション。SF、ミステリの名手らが紡ぎだす異様な世界。新装の全三巻で贈るホラー短篇集第一弾【以下続刊】9月『闇の展覧会 罠』 10月『闇の展覧会 霧』))
メサイア・コード(上・下)』 マイクル・コーディ/内田昌之
まぼろし谷のねんねこ姫3』 ふくやまけいこ
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   のんびりしてたら夏風邪ひきましたのだ!
     _,,    
    ▼; ´∀▼ …それにしたって本のバトンは難しいやね。もぅちょっとまってて
   ヾ(_,,)

それにしてもキース・ローマーたぁいい度胸ではあるけれど、キャプテン・フューチャーがリヴァイヴァルされるぐらいだからちょうどいいのかもしれない。時はまさに宇宙戦争スターウォーズだし、もしかして意外とタイムリーかも。注目はもちろん神林長平の初期傑作集、初期ってトコロにそそられる。あと『快楽通り12番地』のあらすじにはゲセワなオレのハートにストライク。マイケル・ギルバートは新訳。ホラーアンソロジーのメルクマール『闇の展覧会』は3分冊で、ジーン・ウルフスタージョンの短編もあるので近来のファンは要チェック…っていうかオレこれでホラーアンソロの職人/達人エド・ブライアントにほれ込んだんじゃなかったかなぁ。どこかで短編集出してくれないですかねE.B.。