本やタウン近刊情報より


[単行本]
[bk1/amazon]河出書房新社 『日本の幻獣図鑑』 湯本豪一 07/19 \2,835 
[bk1/amazon]河出書房新社 『魅せられて』 蓮實重彦 07/20 \2,310 ((この10年以上にわたる文学的営為の中から、単行本未収録の作家論を集成。[]漱石[]から[]阿部和重[]まで。谷崎論の書き下ろしを含む必読の1冊。))
[bk1/amazon]河出書房新社 『異邦の身体』 アルフォンソ・リンギス/松本潤一郎訳 07/20 \3,360 ((異境を旅する[]現象学[]者、リンギスの主著。メラネシアや[]三島由紀夫[]を素材に、生きた身体の力を探究する歓喜の哲学。))
[bk1/amazon]講談社 『出生の秘密』 三浦雅士 07/28 \2,940 (([]読売文学賞[]受賞評論家の刺激的な文芸評論。圧倒的筆力で[]漱石[]、丸谷らを分析し、根源的な人間の謎を鮮やかに解明する。))
[bk1/amazon]光文社 『旧宮殿にて』 三雲岳斗 07/19 \1,575 ((異才のマエストロ、[]レオナルド・ダ・ヴィンチ[]が奇妙にして不可解な事件の数々を解き明かす。異能の作家、[]三雲岳斗[]が描く推理傑作集。))
[bk1/amazon]光文社 『淋しいって痛快なんだ』 ビル・アンダーソン 07/21 \1,680 ((死ぬことはありがたい、生きたくないのになぜ生きるのか。「[]三島由紀夫[]がもっとも恐れていた作家」の未発表語り下ろし原稿。))
[bk1/amazon]新潮社 『アナ・トレントの鞄』 クラフト・エヴィング商會 07/25 \1,785 
[bk1/amazon]早川書房 『ハイドゥナン(上)』 藤崎慎吾 07/下旬 \1,890 
[bk1/amazon]早川書房 『ハイドゥナン(下)』 藤崎慎吾 07/下旬 \1,890 
[bk1/amazon]早川書房 『ロマンティスト狂い咲き』 小川勝巳 07/下旬 \1,470 
[bk1/amazon]早川書房 『火星ノンストップ』 山本弘 07/上旬 \1,785 
[bk1/amazon]ぺんぎん書房 『連篇累食』 目黒考二 06/30 \1,680 ((ミステリ評論家・[]北上次郎[]としても名高い著者が、「本」の「うまいもの」を作って書いた、出たとこ勝負よろよろエッセイ。))
[bk1/amazon]DHC 『アメリカ新進作家傑作選2004』 ジョン・ケイシー編 07/中旬 \2,625
『連篇累食』はあやしい探検隊隊員にして椎名誠の盟友としての目黒考二を読めそうな予感がする…出たとこ勝負ってのがいい感じ。アルフォンソ・リンギスと三浦雅士は今週のオレチェック品。蓮實重彦による作家論もでるけれど、この人の魅せどころは俗っぽい取材を高尚っぽく韜晦することにあるので、まじめな論証となるとどうも惹かれるものが減退してしまう。やっぱり草野進名義で野球批評していたころが一番面白かった時期かもしれない。いや『反=日本語論』とかもめっぽう好きですけどね。