ジェイムズ・ダレッサンドロ『激震』[早川書房][bk1]

↑「何で題名を反転しとるんやねん(笑)」


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    ▼ ;´∀▼ .。oO( だってネタバレなんだもん )
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っていうか『激震』が、諸悪醜悪小悪党収賄に勤しむ権力者や人身売買とかのわかりやすい悪党どもを、不正を嫌悪する親っサン警官とそのアル中の長男およびそのブラザーフッドそれに大学帰りで最新の捜査方(1906当事)を身につけたガタイのいい次男坊どもが対決する様を史実を交えて描いていくという、身も蓋もない言い方をすれば単なるステロタイプウェスタンみたいな*1物語で終わってしまわないのは、後半部のまさに→ 激震、そして地獄と化した ←サンフランシスコにおいて繰り広げられる死闘苦闘にあるわけで…それをいくら映画化が決定してるからってこの題名にするこたぁないでしょう。『1906』でいいじゃん原題どおりの『1906』で。まあアメリカに住む人ならサンフランシスコで1906って言ったら何があったかってのはすぐわかるんでしょうけどね。

*1:…まぁステロタイプの物語だってそれはそれで面白いんだけど…