早川書房2004年7月の新刊からチェック
・『激震』 ジェイムズ・ダレッサンドロ/菊地よしみ訳
・『狗』 小川勝己
・『小説探偵GEDO』 桐生祐狩
・『探偵学入門』 マイクル・Z・リューイン/田口俊樹・他訳
・『ドクトル・マブゼ』 ノルベルト・ジャック/平井吉夫訳
・『源にふれろ』 ケム・ナン/[]大久保[]寛訳
・『怪盗ニック対女盗賊サンドラ』 エドワード・D・ホック/木村二郎
・『レ・コスミコミケ』 イタロ・カルヴィーノ/米川良夫訳
 
小川勝己、桐生祐狩の新刊に胸躍らせ、カルヴィーノの復刊に涙を浮かべる。


しかし、なんといってもぼくにとって7月は 
     _,,
    ▼ ゜∀▼ ケム・ナン[]キタ[]━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━!!
   ヾ(_,,)
なのですよ。まさに待望の文庫化。
失踪した姉探しのハードボイルドとして
自己探求、通過儀礼としての求道的な趣さえ感じられるサーフィン小説として
そしてなんといっても青年の眼差しが変貌する過程を映しきった青春小説として
おすすめです。