↓附記

脱線小説といえば最近のやつならニール・スティーヴンスン『クリプトノミコン』[bk1]があったなぁ。戦時小説だったり財宝引き上げ冒険小説だったり情報だとか暗号だとかデータヘヴンだとか恋愛小説だったりもする(801もあるよ!)。でもSFではないと言う、じゃあなんでSF文庫で出したの? とか言われてる作品でありますがぼくは大変気に入っている大作です。ニール・スティーヴンスンは『スノウ・クラッシュ』[bk1]や『ダイヤモンド・エイジ』[bk1]もけっこう脱線の気があって、最初は読みづらくても慣れるとけっこう癖になりますね。とくに『スノウ・クラッシュ』はアメリカン・グラフィック・ノヴェル的なギラギラとした安っぽさも最高にイカス作品。キル・ビルマトリックスなピープルにぜひオススメしておきたい。