ウォルター・テヴィス『ふるさと遠く』を押入れから引っ張り出す。『地球に落ちて来た男』[bk1]を注文したのでついでに読み返そうということで。カーシュ、イーリイ、スタージョン、そしてダン・シモンズと最近奇想短編づいてるのでいい機会かも。かなり面白く読んだはずなんだけど、なにぶん −First Published 1986 in Japanってことは− 20年近くも前のことだから、けっこうなエロスにどきどきしたことぐらいしか覚えていないなぁ(笑)。『地球に落ちて来た男』の映画版は見たことあるけれど、デヴィッド・ボウイのことしか覚えていない…でも、みんなもそうでしょ?
それと、一緒に『姉飼』[bk1]を注文。角川の日本ホラー大賞作品は、いままで(なんとなく)文庫落ちしてから買ってたのだけど、今回ハードカヴァーで買おうと思ったのはスズキトモユさんの評にそそられたから。"判然としなかったり、意味不明でとくに効果をあげている気もしなかったり、ほったらかしにされたまま終わってしまう物語要素が妙に多くて"とか"物語の終わらせ方にしても、語りすぎて若干陳腐に落ちてたり、無難なところに落ち着いてたり、意味不明にすぎたり"とか"ラストが打ち切り漫画みたいだった"とか。…もう、ぞくぞくしてきませんか?