2004-09-15から1日間の記事一覧

山本弘『審判の日』[角川書店][bk1]

5作の短編の中では「時分割の地獄」作者の自画自賛も納得の傑作。ある人間に対して殺意を抱いてしまった人工知生体のアイドルがいかにして殺戮を成し遂げるか、という過程をそのまま“個人的な認識と世界の本質の関係性”に直結させていく豪腕ぶりはすばらしい…