e-hon もうすぐ出る本の予約より


勁草書房 『民主政の不満 公共哲学を求めるアメリカ(下) 公民性の政治経済』 マイケル・J・サンデル/小林正弥監訳 2/下 \3,150 

みすず書房 『パゾリーニ詩集』 ピエル・パオロ・パゾリーニ/四方田犬彦訳 2/20 \4,725 ((『アポロンの地獄』と『奇跡の丘』の映画監督が惨殺されてから35年。このパゾリーニ、実は世界中で今でも読まれている、20世紀イタリアを代表する詩人なのです。鬼才四方田犬彦が全力を傾けて、生涯各期のベスト詩作品を翻訳した一巻本詩選集。カヴァフィス(中井久夫訳)サバ(須賀敦子訳)に連なる小社名訳シリーズです。過激な美!))
みすず書房 『スペイン内戦 上』 アントニー・ビーヴァー/根岸隆夫訳 2/中 \3,990 ((20世紀の戦争のなかで、いまだに熱く語られるこの内戦。ソ連や欧州列強を巻き込む代理戦争となり、ピカソゲルニカ」、ヘミングウェーの救援活動、詩人ロルカの暗殺などから伝説も生まれた。しかし冷戦後、スペインや旧ソ連の文書が大量に公開され、根本的な書き換えが必要になった。その期待にずばり応えたのがこの歴史書――ノンフィクション。これを越える本はしばらく出ないといわれる。スペインでも高く評価され、ベストセラー))
みすず書房 『スペイン内戦 下』 アントニー・ビーヴァー/根岸隆夫訳 2/中 \3,780 
みすず書房 『天職の運命 スターリン体制下の芸術家群像』 武藤洋二 2/下 \5,670 ((ショスタコーヴィチ、メイエルホリド、パステルナーク、トロツキー、日本から亡命した杉本良吉と岡田嘉子から、ひたすら権力に迎合した三文詩人、死後の美術館建設を夢見て餓死した画家まで、スターリン体制下の芸術家群像。原資料を渉猟し、知られざる諸事実を発掘した碩学畢竟の書。珍しい写真を多数掲載。極限的困難に直面した時、どう生きのびるのか、ふたたび問われる時代に))
みすず書房 『解離の病歴』 ピエール・ジャネ/松本雅彦訳 2/下 \3,990 ((力動精神医学の第一人者、ピエール・ジャネ。精神医学のパイオニアでありながらフロイトの陰に隠れた存在だったが、その臨床重視の姿勢がいま注目を集めている。本書は解離をテーマに、ジャネが携わった膨大な症例の中から主要五例を精選したもの。緻密な観察と回復への道程が鮮やかに綴られる。患者の具体的な生活が等閑視される現在、ジャネの洞察は症例報告の重要性を教えてくれる))
みすず書房 『富岡日記』 和田英/森まゆみ解説 2/下 \2,625 ((明治6年、15歳の著者が故郷の信州松代を出て、日本の近代化の礎となった群馬県富岡製糸工場で技術の伝習を受けた状況、その後松代に設立された器械製糸場に帰って工女たちを指導した様子の記録。世界遺産候補の場の生き生きとした実相を唯一描き、近代日本史、女性史という枠をこえた普遍的なテクストを、ここに新たにお送りする))