ビーケーワンより

■■■：講談社　『猫物語  白』　西尾維新　10/-　\1,365　
■■■：三元社　『ヴィーナス・メタモルフォーシス　国立西洋美術館『ウルビーノのヴィーナス展』講演録』　浦一章、芳賀京子、三浦篤、渡辺晋輔　10/-　\2,730　((蠱惑的な視線を投げかけるティツィアーノ作「ウルビーノのヴィーナス」。彼女は神か、女か？ 燦然と輝くこの美女を結節点に、古代・ルネサンス・近代美術とイタリア文学の論者４人が、ヴィーナスの変容を多彩に語る))
■■■：祥伝社　『ナイト・キッドのホラー・レッスン  テキスト１  モンスター』　ナイト・キッド/菊地秀行訳　11/-　\780　((闇の使者ナイト・キッドが世界中から集めたホラー・ストーリー。テキスト１は、「越してきた家族」「ママのお化粧」「狼の足音」など、モンスターをテーマにした計４編を収録))

■■■：祥伝社　『ナイト・キッドのホラー・レッスン  テキスト２  ナイトメア』　ナイト・キッド/菊地秀行訳　11/-　\780　((闇の使者ナイト・キッドが世界中から集めたホラー・ストーリー。テキスト２は、「氷原の天使たち」「ＰＣ対ＶＲ」「チャンの悪夢」など、ナイトメアをテーマにした計４編を収録))
■■■：東京大学出版会　『破壊と構築　ハイデガー哲学の二つの位相』　門脇俊介　11/-　\3,675　((現代の英語圏哲学、認知科学、テクノロジー論などに対して、ハイデガー哲学がもつ現代的意義を探究する。急逝した著者の遺作))
■■■：ＰＨＰ研究所　『人生相談始めました』　蒼井上鷹　11/-　\1,575　
■■■：復刊ドットコム　『シナリオエクスペリメンツ レイン 新装版』　小中千昭/安倍吉俊　12/-　\2,625　((ＴＶアニメ「ｌａｉｎ」の公式シナリオブックが新装版で復活。小中千昭・安倍吉俊・上田耕行各氏によるスタッフ特別座談会を収録))
■■■：みすず書房　『ファン・ゴッホ詳伝』　二見史郎　11/-　\4,190　

■■■：みすず書房　『２０世紀を語る音楽１　レスト・イズ・ノイズ！』　アレックス・ロス/柿沼敏江訳　11/-　\4,200　((世紀末マーラー、シュトラウスの興隆から、サティー、ショスタコ、武満まで、２０世紀音楽を歴史に寄り添い語りつくす、壮大な現代史))

■■■：みすず書房　『２０世紀を語る音楽２　レスト・イズ・ノイズ！』　アレックス・ロス/柿沼敏江訳　11/-　\3,990　

■■■：みすず書房　『モデルニスモ建築』　ウリオール・ブイガス/稲川直樹訳　11/-　\5,880　((■１９世紀末から２０世紀初頭にかけてアール・ヌーヴォー、ウィーン分離派と同時代的に起こったカタルーニャの建築運動モデルニスモ。地域的な政治経済的・文化的背景を十分にふまえつつ、ガウディ、ドゥメナク・イ・ムンタネー（ガウディ同様、世界遺産に登録された作品あり）を両極にすえ、その「近代的で民族的」（＝合理主義かつ表現主義、インターナショナリズムかつ脱スペイン等）建築言語のありようを説き明かした書。 ■ガウディに関する日本語文献は数多いが、写真集やガイドブックの１，２例をのぞいてモデルニスモ建築そのものに関する単行本はなく、したがって本書が全体像を提示する最初の日本語文献となる。ガウディを冷静な手つきでｏｎｅ ｏｆ ｔｈｅｍに位置づけながら、モデルニスモを世界建築史のなかの１章に加えた著者の見識は見事。建築史だけでなく、カタルーニャの歴史が世界史のなかで見えてくる。バルセロナ市内の建築ツアーは観光の定番アイテムだが、これほど高密度な特殊造形の群生についてその理由や背景を知りたいと思う人への最良のガイド))