版元ドットコムより


法政大学出版局 『欲望の現象学 〈新装版〉 ロマンティークの虚偽とロマネスクの真実』 ルネ・ジラール/古田幸男訳 11/17 \4,200 ((叢書・ウニベルシタス29――人間および人間社会がたどってきた歴史の次第に悪化するプロセスを、セルバンテススタンダールをはじめ、偉大なロマネスク文学作品群の社会学的・心理学的分析を通して解明し、現代社会の虚偽を追求する新鋭の労作。〔人類学・社会〕:主体・対象・媒体という〈欲望の三角形的構造〉を手がかりに,セルバンテススタンダールプルースト,ドストイェフスキーらの作品を縦横に分析して,欲望の増殖・病いの果てのロマネスク的結末に,死と呪縛からの解放,回心,始まり,創造のダイナミズムを探り当てる))