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河出書房新社 『短篇コレクションII 世界文学全集第3集』 アレクサンドル・グリーン、ジュゼッペ・トマージ・ディ・ランペドゥーサ他 11/10 \2,730 ((トマージ・ディ・ランペドゥーサ「リゲーア」、ベル「X町の一夜」、ウエルベックランサローテ」などの新訳・初訳から、トレヴァー、タブッキなど、主に20世紀ヨーロッパの名作19篇を収録))
河出書房新社 『田村隆一全集 5』 田村隆一/長谷川郁夫編  11/10 \4,725 

:光文社 『落ちる男』 海野碧 11/18 \1,890 ((いっそおれが、きみを殺しておいてやればよかったな。 園芸業を営み、夜毎脳梗塞で倒れた父を見舞う。そんな蔵本翔の静かな暮らしは、突然終わりを告げた。きっかけは、2年7カ月前に別れた元妻・野々宮夏海の遺体の身元確認をさせられたことだった。娘は殺されたのではないか、真相を知りたいという夏海の父・荘吉の依頼を受け、死ぬ間際の夏海の生活を探り始めた翔に危険が迫る! 夏海をとりまいていた世界は、翔の想像を超えて、汚れ、荒んでいた――。名作『水上のパッサカリア』の著者・海野碧が再び、もういない女と男の、失われた関係を、せつなく、哀しく描きあげる。クセになる文体、溢れる哀感。海野文学の新たな傑作が生まれた))
:光文社 『長い廊下がある家』 有栖川有栖 11/18 \1,890 ((その廊下を渡るときは、決して振り向いてはならない。 山奥に立つ二棟の別荘。地下に連絡通路のある別荘に迷い込んだ火村英生の教え子、小宮山は、そこに集った3人の男女とともに一夜を過ごすことになる。心霊ライター、心霊カメラマン、そして心霊雑誌の編集者と名乗った彼らとの酒席の後、朝を迎えた小宮山は閉鎖されていたはずの連絡通路の中に出現した死体に遭遇することになる……。犯罪社会学者・火村英生のフィールドワークを描く、好評本格ミステリシリーズ、待望の最新作品集。火村の相棒にして名ワトソン役の有栖川有栖が単独で行動するスピンアウト的作品も収録し、著者の多彩な作風が堪能できる))
:光文社 『暗闇を見よ』 日本推理作家協会編 11/18 \840 ((伊坂幸太郎道尾秀介ら、“ミステリーの今”がここに! すべてのミステリーファンに贈る、三年に一度、カッパ・ノベルスから刊行される大好評アンソロジー、第三弾! 日本推理作家協会がその総力をあげて2007〜2009年の三年間に発表されたミステリー短編のベスト作品をテーマ別に編纂。編纂委員は、末國善己千街晶之、横井司の三氏。三カ月連続刊行の掉尾を飾るに相応しい、人気・実力を兼ね備えた当代のミステリー作家の作品を読み比べられるお得な一冊。“ミステリーの今”が凝縮されたミステリーファン必携の一冊です!))

:新潮社 『ガラシャ』 宮木あや子 11/22 \1,680 ((『花宵道中』を越える切なさ、美しさ! 細川ガラシャの波瀾に満ちた生涯を主軸に、決して叶わぬ想いに悶える男女七人七様の恋を描く、戦国純愛絵巻))

日本経済新聞出版社 『1秒24コマの美 黒澤明小津安二郎溝口健二』 古賀重樹 12/1 \2,625 ((ハリウッドに対抗した黒澤の画家としての「美」、小津のモダニズムの「美」の背後に潜む闇、日本的な美を追究した溝口の悪魔的な歪んだ「美」……同時代の文化史の中に映画を芸術と並列して位置づける刺激的な試み!))

:NHK出版 『森鴎外の恋人 百二十年後の真実』 今野勉 11/25 \2,100 
:NHK出版 『魁偉(かいい)なり−広瀬武夫伝』 東郷隆 11/26 \1,680 

:扶桑社 『三島由紀夫の来た夏』 横山郁代 11/10 \1,470 ((自決の5年前から毎年避暑のため伊豆下田の東急ホテルで夏の一か月を過ごしていた三島由紀夫。著者はその三島氏が毎日マドレーヌを買い求めにきた下田の銘菓店・日新堂の横山郁代さん。当時15歳だった著者が見た、三島氏のお茶目で意外な素顔やエピソード、また、未公開の写真などを公開。伊豆新聞にて反響のあった連載に大幅な加筆と未公開写真を加える))