e-hon もうすぐ出る本の予約より


角川書店 『マリアビートル』 伊坂幸太郎 9/27 \1,680 ((物騒な奴らが再びやってきた! 三年ぶりの書き下ろし長編登場!! 酒浸りの元殺し屋「木村」。狡猾な中学生「王子」。腕利きの二人組「蜜柑」「檸檬」。運の悪い殺し屋「七尾」。物騒な奴らを乗せた新幹線は、北を目指し疾走する! 『グラスホッパー』に続く、殺し屋たちの狂想曲))
角川書店 『ノン+フィクション』 古川日出男 9/28 \1,575 ((彼は耳を澄まし、世界を旅した。ショート・トリップ・ストーリーズ! 大切なのは、体で感じることだ。音楽はどこから流れ着いたのだろう? 物語は? 舞踊は? ブルネイ、ハワイ、宇和島井の頭公園。作家は創作の源泉を捜し、旅をする。著者初のショート・トリップ・ストーリーズ!))

青土社 『天才だもの。 わたしたちは異常な存在をどう見てきたのか』 春日武彦 9/下 \1,680 ((「天才とは何であるかを説明しようとすると、どうして誰もがつまらぬことばかり言うのだろう。」伝記からフィクションまで、いつも奇人変人扱いされてきた「天才」たち。精神医学のみならず文芸批評や小説執筆など幅広い分野で執筆活動を続ける著者が「天才」というテーマに初めて切り込む))
青土社 『哲学的なものと政治的なもの 開かれた現象学のために』 松葉祥一 9/下 \2,520 ((「いま・ここ」の現象の襞を読み取り、他者への通路を見出す。メルロ=ポンティの哲学的企てをその深部でとらえ、デリダフーコー、バリバール、ランシエール、ナンシー、ラクー=ラバルトらとともに、「共同性なき共同体」あるいは「肉の共同体」という新たな問いの地平を切り開く哲学思想の新境位))
青土社 『1492 コロンブス 逆転の世界史』 フェリペ・フェルナンデス‐アルメスト/関口篤訳 9/下 \2,940 ((1492年、コロンブスによる新大陸発見の年。この大航海時代のハイライト・シーンは、ローカルな歴史上の出来事だった。当時の西洋は、中国・インドなどアジア大国の足元にも及ばない小国だったのではなかったか? 『世界探検全史』のフェルナンデスアルメストの画期的な文明論))

:宝島社 『おやすみラフマニノフ』 中山七里 10/12 \1,470 ((第8回『このミス』大賞受賞作家の第2作目です。秋の演奏会を控え、第一ヴァイオリンの主席奏者である音大生の晶は初音とともに、プロへの切符をつかむために練習に励んでいた。しかし完全密室の空間で保管されていた、時価総額2億円のチェロ・ストラディバリウスが盗まれてしまう……。果たして無事に演奏会を迎えることができるのか。ラフマニノフチャイコフスキーなどの名曲が、情熱的に、力強く描かれるなか、天才ピアニストにして臨時講師・岬洋介が鮮やかに事件を解決する!))

白水社 『昼の家、夜の家』 オルガ・トカルチュク/小椋彩訳 10/中 \2,730 ((エクス・リブリス――夢、記憶、逸話、伝説……国境の揺れ動いてきた土地の記憶を伝える、新世代のポーランド人作家による長編))
白水社 『ナポレオン三世』 テリー・ランツ/幸田礼雅訳 10/中 \1,103 ((疑惑の出自、脱獄、亡命を経て、強引な国民投票で一八五二年に大統領から皇帝にのしあがったルイ=ナポレオンの統治と人物像))
白水社 『少女』 アンヌ・ヴィアゼムスキー/國分俊宏訳 10/中 \2,520 ((まだあどけない少女が、老齢の監督に導かれ踏み入れためくるめく世界。仏映画界の伝説的な女優による赤裸々な回想録))
白水社 『文豪の食卓』 宮本徳蔵 10/中 \2,310 ((稀代の碩学が、自らの美食遍歴と文人たちの交友を数々の名作の背景とともに著す、知的興趣あふれるご馳走帖))
白水社 『ビザンツ 驚くべき中世帝国』 ジュディス・ヘリン/井上浩一監訳 10/下 \4,620 ((ビザンツ帝国の特徴をギリシア正教・宦官・十字軍など28項目から、西欧やイスラームとの関係ごと立体的に解説する))
白水社 『流れの歌』 鈴木清 10/下 \5,040 ((炭鉱夫、女工、映写技師、旅芸人――没後10年、国際的な注目を集める写真家が昭和の原風景を追って編んだ処女作にして代表作))
白水社 『エーリヒ・ケストナー 謎を秘めた啓蒙家の生涯』 スヴェン・ハヌシェク/藤川芳朗訳 10/下 \6,825 ((出生の謎、ナチ政権下での《抵抗》の実際、母親や恋人たちとの異常な関係等、矛盾をはらんだ大国民作家の実像に迫る評伝))

毎日新聞社 『どつぼ超然』 町田康 10/中 \1,680 ((出掛けよう、行く雲、流れる水のように。なぜなら余は超然者。小心ながらも泰然自若、自意識が暴走する傑作長編小説))