e-hon もうすぐ出る本の予約より


山と溪谷社 『単独行者(アラインゲンガー) 新・加藤文太郎伝』 谷甲州 9/15 \2,625 ((彼はなぜ、単独行(ひとり)を選んだのか――。昭和初期、案内人(ガイド)を連れて行なう登山が一般的だった当時、加藤文太郎は、ひとりで冬の北アルプスを駆け巡り、数々の画期的な記録を残した。彼が遭難したときには、新聞で「国宝的山の猛者、槍で遭難」と伝えたほどであった。しかし彼は、決して特別な存在ではなく、超人的な力を持っていたわけではなかった。ごく普通の人間的な弱さをもった加藤が、あえて単独を選び、苛烈な冬山に挑んだ理由とは――。史実をもとにした真実の加藤文太郎像を、山岳小説の名手・谷甲州が、渾身の力で描ききる大作。『山と溪谷』連載に大幅な書き下ろしを加えて、ついに単行本化!装丁:高柳雅人))