本やタウン:書籍近刊情報より


京都大学学術出版会 『文学作品が生まれるとき』 吉川一義、田口紀子編 9/下 \5,250 ((フランス文学の著名作家の草稿研究を土台にして、文学誕生のためのさまざまな方法論を明らかにする))

晶文社 『土曜日は灰色の馬』 恩田陸 8/9 \1,995 ((さまざまな物語を書き分ける恩田陸の、物語の源泉はどこにあるのだろう。好きな本や映画などを自身の遍歴とともに語るエッセイ集))

新書館 『作家は移動する』 青木保 8/下 \2,520 ((文学を「移動」の観点から読み解く画期的試み。前文化庁長官の文化人類学者、初の本格的文芸評論。書き下ろし『1Q84』論を付す))

青土社 『身体補完計画 すべてはサイボーグになる』 原克 8/下 \2,520 ((人体のサイボーグ化は今世紀初頭からSFの世界ではなく、現実の中で着々と進められてきた。今明かされる人間と機械をめぐる黙示録))
青土社 『和辻倫理学を読む もう一つの「近代の超克」』 子安宣邦 8/下 \2,520 ((倫理学とはそもそも社会の倫理問題に対応するものとしてあったのか、あるいは生き方への問いを共にし苦闘するものとしてあったのか))