ビーケーワンより


岩波書店 『昭和へのレクイエム 自分史最終篇』 色川大吉 8/- \3,360 ((「民衆史」「自分史」の提唱者が35年かけて完結させた昭和自分史。時流に抗して生きてきた灼熱の記録))
岩波書店 『パウロの政治神学』 ヤーコプ・タウベス/高橋哲哉、清水一浩訳 8/- \4,515 ((パウロユダヤ性とメシアニズム。世俗化と啓蒙に基づく近代化論との全面対決を企てた、ローマ書講解))
岩波書店 『アリストテレスの政治思想』 岩田靖夫 8/- \6,720 ((人間を幸福にする最良の国制とは。国家はいつ崩壊するのか。これらの問いと格闘した西洋政治学創始者の思想を描く))

紀伊國屋書店 『ビクトル・エリセ』 遠山純生編 8/- \2,310 ((紀伊國屋映画叢書 2――寡作ながら、繊細で緻密な作品が世界中のファンに愛される映画作家。その世界をさまざまな角度から検証した、エリセ研究書の決定版。『ヌーヴェル・ヴァーグの時代』同時刊))
紀伊國屋書店 『ヌーヴェル・ヴァーグの時代』 遠山純生編 8/- \2,310 ((紀伊國屋映画叢書 3――1950年代末のフランスで起きた映画刷新の動き「ヌーヴェル・ヴァーグ」の全貌を概観しつつ解読する。フランス映画ファン必携の一冊))

幻冬舎 『ドゥルシネーアの休日』 詠坂雄二 7/- \1,365 

講談社出版サービスセンター 『テロリストの愛』 鬼丸竜馬 7/- \1,000 ((弱い民を犠牲にして、私利私欲しか考えない官僚と議員。仕事をしない政治家を殺すことは、いけないことですか? 現状に不満を持ち、テロによって理想を実現しようとした者達の、愛と葛藤の物語))

彩流社 『革命の革命 守田典彦著作選集』 守田典彦/守田典彦著作選集刊行委員会編 7/- \3,675 ((60年安保闘争の高揚と敗北の中で露呈した“革命思想の貧困”と、運動の限界を超えるために問い続けた異端的“新左翼”活動家・守田典彦。その営為を明らかにする論考を収録))

集英社インターナショナル 『島津家の戦争』 米窪明美 8/- \1,785 ((これまで誰も書かなかった「素顔の日本近代史」を、宮崎県都城に伝えられて来た島津家文書によって明らかにするスリリングな歴史ドキュメント))

:春秋社 『インスピレーション 音楽家の天啓』 ジョナサン・ハーヴェイ/吉田幸弘訳 7/- \2,625 ((モンテヴェルディからシュトックハウゼンまで、古今の作曲家たちがもだえ苦しみ、ついに与えられる「霊感」の驚くべき営みを、内なる「無意識」と、外なる「経験」から徹底的に解明する))

素人社 『センシュアルな晶子か?それからの晶子か?』 大嶽洋子 7/- \1,995 ((与謝野晶子の膨大な作品群を蚕のように貪りつつ「あらまほしき強靱な自立した精神をもつ女性像」と、その透徹した詩魂の美しさを紡ぎ出す。歌誌『潮音』連載を書籍化))

:新潮社 『満州の情報基地ハルビン学院』 芳地隆之 8/- \1,575 ((大陸に雄飛する帝国の耳となれ。対露通商の拠点ハルビン学院は、軍靴の響きとともに諜報活動の最前線となった。満鉄・満映を凌ぐ情報基地の四半世紀を追う))

:東京書籍 『剣豪大全』 本山賢司 8/- \1,995 
:東京書籍 『もしも月が2つあったなら』 ニール・カミンズ/増田まもる訳 8/- \2,310 ((科学教養の名著『もしも月がなかったら』の待望の続編登場。科学の面白さを実感できる思考実験の宝庫))

東洋書林 『ヨーロッパ視覚文化史』 ジャン・ピエロ・ブルネッタ/川本英明訳 7/- \5,040 ((レオナルド、中世錬金術キルヒャー、そして全景図、透視図、幻灯、立体写真、覗きメガネ…。エディソン、リュミエール兄弟出現以前の“光学的表現の海”を航行し、民衆の“眼=思考”の変遷を図版122点とともに考察する))

:藤原書店 『仮想戦争 イスラームイスラエルアメリカの原理主義』 レザー・アスラン/白須英子訳 7/- \3,150 
:藤原書店 『ゾラ・セレクション 9 美術論集』 ゾラ/宮下志朗、小倉孝誠責任編集/三浦篤編解説/三浦篤、藤原貞朗訳 7/- \4,830 

みすず書房 『精神分析と美』 ドナルド・メルツァー、メグ・ハリス・ウィリアムズ/細澤仁監訳 8/- \5,460 

:未知谷 『チェーホフ自身によるチェーホフ』 ソフィー・ラフィット/吉岡正敏訳 7/- \2,520