本やタウン:書籍近刊情報より


:近代文芸社 『ドストエフスキイ罪と罰』論 人は神と悪魔のいずれに依り頼むべきか』 上田滋 5/20 \2,100 ((作家の深遠な人生体験の集大成『罪と罰』。時を経て読み直す度に、読者をまったく新しい精神世界に誘う、その魅力を解き明かす))
:近代文芸社 『ジェイン・オースティンの優雅な生活』 松村紀代子 5/下 \1,575 ((2世紀を経ても色あせないジェイン・オースティン作品の魅力。その感性・ユーモア感覚を愛してやまない著者による21世紀のJA論))
:近代文芸社 『女殺人者』 アレクサンドロス・パパディアマンティス/横山潤訳 5/下 \2,100 ((老女が自らの孫娘をはじめ、次々と少女を殺害したのはなぜか。現代ギリシャの作家による人生の不条理に対する弾劾の書))

講談社 『ぐるぐる猿と歌う鳥』 加納朋子 5/6 \882 
講談社 『岩崎彌太郎 「会社」の創造』 伊井直行 5/18 840 
講談社 『超解読! はじめてのヘーゲル精神現象学』』 竹田青嗣西研 5/18 \756 
講談社 『パラドックスの悪魔』 池内了/ワタナベケンイチ 5/25 \1,500 ((あり得ない状況を提示することから、論理や常識を疑い物事を考えさせるさまざまなパラドックスを分析しながら新しい目で世界を見直すきっかけを探る))

集英社 『モードとエロスと資本』 中野香織 5/14 \714 
集英社 『フランス革命の肖像』 佐藤賢一 5/14 \1,050 

春風社 『永井荷風 ゾライズムの射程 初期作品をめぐって』 林信蔵 5/上 \3,800 ((テキストの精緻な読解と多角的な検証によって、荷風の初期作品にあらたな光をあてる比較文学的論考))
春風社 『法隆寺』 青江舜二郎 5/上 \2,940 ((聖徳太子を毒殺したのは誰か。現在と過去を往還しつつ、圧倒的スケールで描く人間群像劇の傑作、初の単行本化。「河口」を併録))

:新潮社 『秘密諜報員ベートーヴェン』 古山和男 5/15 \777 ((音楽史最大のミステリー、ベートーヴェンの「不滅の恋人」への手紙は誰に宛てられたのか。壮大なスケールに広がる歴史絵巻、開幕))
:新潮社 『鬼九郎孤月剣』 高橋克彦 5/21 \1,99 ((風魔が我が身を付け狙うは、己に流れる血ゆえか。愛染明王の刺青を背負い、美貌の剣士、鬼九郎は京を目指す。闇夜に光るは孤月剣。冒険活劇、開幕))

スクウェア・エニックス 『うさぎさん惑星。二周目』 日日日/山崎透 5/22 \900 

:鳥影社 『ゲーテファウスト』 第一部 釈註』 渡邉信生 5/下 \5,880 ((「ファウスト」に関するさまざまな注釈書を踏まえ、各場のもつ意味や役割、成立の事情や詩行の特徴を探る。20年の研究成果を問う大作))

白泉社 『ダヤンのアベコベアの月』 池田あきこ 6/11 \1,470 ((ダヤンが月の光に誘われやってきた世界・アベコベア。そこはダヤンの街・タシルにそっくりなのに何かが違うあべこべの国だった))

:文遊社 『スルタンの象と少女』 ジャン-リュック・クールクー/カンタン・フォコンプレ 4/26 \2,625 ((スルタンは、象のタイムマシンに乗って巨人の女の子を探す旅に出た。仏のロワイヤル・ド・リュクス主宰者が書いた物語))

平凡社 『花に生きる 小原豊雲伝』 海野弘 5/19 \1,995 ((三大いけばな流派のひとつ、小原流の三世家元・豊雲初の評伝。同時代の文化史的状況をふまえつつ、その生涯をいきいきと伝える))