青土社近刊案内より


青土社 『ドゥルーズと創造の哲学 この世界から抜け出て』 ピーター・ホルワード/松本潤一郎訳 2/下 \3,570 ((スラヴォイ・ジジェクアラン・バディウといった錚々たる現代哲学の巨人に、その才能を激賞され、次世代の現代哲学を牽引するであろう目される俊英ピーター・ホルワードの初邦訳が待望の刊行。ベルグソンニーチェ・カント・スピノザライプニッツ・ヒュームそしてフーコーといった哲学者たちを独自の視点で読みなおした 「哲学史家」 ドゥルーズ。その影響は多様な分野におよび、ドゥルーズをいかに解釈するかが現代の思想において重要な課題となっている。本書は、ホルワードによって現代を理解し変革するために書かれた批評的なドゥルーズ論であり、「哲学史家」 としてのドゥルーズの議論に終止符を打ち、新たに 「哲学者」 ドゥルーズが展開した存在論にメスを入れるものである。))
青土社 『パラドクスの生物学』 A・ワグナー/松浦俊輔訳 3/上 \2,940 ((利他的行為としての利己的行為、死のリスクをとる真の安全策、自己破壊が創り出す生物体・・・・・・。論理学や数学を悩ませてきた 「逆説」 は意外にも、生命を駆動させる力強い原理だった。DNAや酵素の化学から、細菌・微生物の生態、進化と絶滅、そして心と意識の問題にいたるまで、あらゆる側面から考察。哲学的な深みをたたえた現代生物学の新たな展開。))