e-honもうすぐ出る本の予約より


河出書房新社 『かいじゅうたちのいるところ』 デイヴ・エガーズ/小田島恒志、小田島則子訳 12/5 \1,680 ((さあ、かいじゅうおどりをはじめよう! 子どもと、かつて子どもだった大人、誰の心のなかにもある心地よく秘密めいたものがたり。20世紀最高の絵本と絶賛された「かいじゅうたちのいるところ」待望の小説版! ))
河出書房新社 『日本SF精神史――幕末・明治から戦後まで』 長山靖生 12/14 \1,260 
河出書房新社 『マドゥモァゼル・ルウルウ』 ジィップ/森茉莉訳 12/22 \2,730 ((おしゃまな貴族のおてんば娘、ルウルウが繰り広げる日常の大冒険!薔薇十字社からの単行本刊行より三十余年、ついに待望の新装復刊。本文二色刷の豪華仕様。解説=中野翠/挿画=宇野亜喜良/装丁=名久井直子))
河出書房新社 『ジャンゴ・ラインハルト伝――ジャンゴ わが兄弟』 シャルル・ドゥローネ/平野徹訳 12/25 \2,100 
河出書房新社 『プレカリアートの詩――記号資本主義の精神病理学』 フランコ・ベラルディ(ビフォ)/櫻田和也訳 12/25 \2,940 ((ネグリと共に闘い、ガタリとともに歩んだ最も重要な思想家が、70年代以降を総括しつつ、現在の資本主義を分裂分析、自傷・鬱・ひきこもりの果てにコミュニズムの未来を問う。))

三省堂 『荷風と明治の都市景観』 南明日香 12/下 \2,940 ((あるべき景観とは何か。風土の語り部永井荷風を通し、明治の東京の成り立ちとその結果を読み解き、現代の東京を考える待望の書。))

集英社 『欧亜純白 ユーラシアホワイトI』 大沢在昌 12/15 \1,890 ((幻の傑作、10年の時を経てついに単行本化!! 超巨編ハードボイルド、登場! 1997年6月。香港の中国返還という大変動を直前にひかえ、世界中の犯罪組織のあいだで生き残りをかけた激しい抗争が展開されていた。そのカギを握るのは、中国本土を経由し、香港からアメリカ国内に持ち込まれる「チャイナホワイト」と呼ばれるヘロイン。世界最大のヘロイン輸出湊の香港が、中国公安局の厳しい取締を受ければ、ヘロインの流通地図が一変する。そうした機に乗じて、「黄金の三角地帯」と「黄金の三日月地帯」という世界二大ケシ産地を抱えるユーラシア大陸をまたにかけて新たにヘロインビジネスを牛耳ろうとたくらむ謎の人物「ホワイトタイガー」が現われる。その動きを牽制しながら虎視眈々とビジネスチャンスをうかがう、ロシアマフィア、シチリアマフィア、中国マフィア、日本のヤクザ……。その野望を打ち砕くべく、熾烈な闘いのなかに果敢に身を投じていく、DEA(アメリカ麻薬取締局)のベリコフと厚生省麻薬取締官事務所の三崎――))
集英社 『欧亜純白 ユーラシアホワイトII』 大沢在昌 12/15 \1,890 
集英社 『永遠の故郷――真昼』 吉田秀和 1/5 \1,680 ((みずみずしい回想と軽やかなエロスする感じさせる歌曲の分析 「夜」の闇を抜けて「薄明」へと転調した著者の歩みは、本書「昼」で、永遠の故郷の真髄にいよいよ迫りつつ未踏の領域へと踏み込んだ。滅びゆく王朝の夢のような歌によせた戦後間もない頃のある女性との思い出はマルティーニの「愛の喜び」。北の地での少年時代に愛したグリーグ「二人の女の歌う歌」「遠い世の香り」。本書の眼目、マーラーの歌曲の数々に拮抗して初登場のベートーヴェンは「君を愛す」。大戦前のマーラー開眼(「少年の不思議な角笛から」)に始まり、戦中・戦後の幾層もの記憶に重なる「ラインの歌」「ヴンダーホルンとは何か?」「アントニウスの魚説法」「美について」等々、そして氏にとっての永遠の故郷「告別」(『大地の歌』)に到達。美しく、偉大で「生と死と永遠の故郷に向かう」音楽に向き合い、さながら死の近いとことを知るマーラーが創造の盃にますます酒が満ち、溢れ、こぼれるように、本年96歳の著者もその手をゆるめない。))

中央公論新社 『河合栄治郎 戦闘的自由主義者の真実』 松井慎一郎 12/20 \840 ((ファシズムに抗し、理想主義を貫いた思想家・河合栄次郎。新発見の史料からその思想と生涯の全貌をたどる。))
中央公論新社 『日本哲学小史 近代100年の20篇』 熊野純彦編 12/20 \819 ((『善の研究』が出版されて100年。日本哲学は「自分で考える」ことから始まった。その歴史を概観し具体的に思考する場面に立ち会う。))
中央公論新社 『ヴィーコ 学問の起源へ』 上村忠男 12/20 \819 ((バロック期イタリアの知識人ヴィーコの思想を紹介。西洋近代の弊害が深刻味を帯びつつある今、ヴィーコの学問批判の意味は大きい。))

筑摩書房 『キャラクターはどのように成功するのか』 小田切博 1/5 \735 

東京創元社 『世界記憶コンクール』 三木笙子 12/12 \1,575 
東京創元社 『ようこそキミワルーイ屋敷へ いたずらアラミンタ1』 アンジー・セイジ/斎藤倫子訳 12/22 \1,680 
東京創元社 『ウィズ・ユー 若槻調査事務所の事件ファイル』 保科昌彦 12/22 \1,680 
東京創元社 『お好みの本、入荷しました 桜庭一樹読書日記』 桜庭一樹 12/22 \1,680 

:NHK出版 『インビクタス 負けざる者たち』 ジョン・カーリン/八坂ありさ訳 12/26 \2,100 ((ネルソン・マンデラが国家の命運を賭けて実行に移した計画とは…。クリント・イーストウッド監督最新作映画の原作。))

双葉社 『自死という生き方』 須原一秀 12/8 \924 ((65歳の春。晴朗で健全で、そして平常心で決行されたひとつの自死。著者は自殺を肯定し、本書を書き、それを実践して自死した。2008年に単行本として刊行し、出版界に衝撃を与えた話題の本がついに新書化。「積極的な死の受容」の記録がここに。))