版元ドットコムより


:左右社 『オープンスペース・アメリカ 荒野から始まる環境表象文化論』 波戸岡景太 10/25 \1,890 ((片岡義男氏推薦――「アメリカの広大な土地スペースは、どこまでもアメリカ人にならねば、という強迫観念の物語の舞台だ」。アメリカの中部。フロンティアの地であり、核実験が行われ、大統領を生みつづける不可解な土地。しかしじつはそこから数々の傑作が生まれてきた。トマス・ピンチョンタランティーノから、『バグダッド・カフェ』、爆弾魔ユマボマーまで。フィールドワークをもとに浮かび上がらせる、進取的で排他的、民主的で高圧的なアメリカ文化論。))
:左右社 『本は読めないものだから心配するな』 管啓次郎 10/25 \1,890 ((ヒトの滅びに先行して、文の滅びが待っているーー旅の途上で、満天の星の下で、本を語り、世界に通じるためのレッスンを語るエッセイ集。))

青弓社 『ヴァーグナーの「ドイツ」 超政治とナショナル・アイデンティティのゆくえ』 吉田寛 10/9 \4,200 ((音楽によって「真のドイツ」を打ち立てようとしたヴァーグナー三月革命や統一戦争で国家の輪郭が揺らぎ複数の「ドイツ」が拮抗するなか、超政治としての芸術を実践した彼の「ドイツ」はどこに向かったのか。19世紀ドイツのナショナリズムを問い直す音楽史。))