版元ドットコムより


彩流社 『アメリカン・テロル 内なる敵に向かい合うとき』 下河辺美知子編 5/20 \2,520 ((テロという「部分」に、国家という「全体」で向き合ってはならない。話題の書『リブラ』論じた都甲幸治の「テロリストの肖像」から、巽孝之の「語るのは誰か?――エコテロリズムの物語学」まで気鋭の研究者12名が執筆。))
彩流社 『黎明期のアメリカ文化 ニューヨークの1910年代』 田野勲 5/20 \3,675 ((絵画、写真、文学、思想……。アメリカのアート/カルチャーはここから始まった! ニューヨークが世界一の都市になった頃、自由と独立、そして芸術を愛する若者たちがグリニッチ・ヴィレッジに集まった。増殖する摩天楼、スティーグリッツによるアメリカ写真の確立、〈291〉から発信される前衛芸術の衝撃、「ボヘミアの王」サダキチ・ハートマンと2人の日本人アーティスト(前田河広一郎、国吉康雄)の活躍、ラディカルな時代の熱気が生み出した「アーモリー・ショー」と「パタースン・ストライキ・ページェント」、ニューヨーク・ダダの萌芽、そして現在に蘇るランドルフ・ボーンの反戦思想……。知られざる1910年代のアメリカを解き明かすことで、現代アメリカ文化の源流を探る!))
彩流社 『カルト漂流記・オウム篇』 早見慶子 5/30 \1,890 ((過激派を脱退した著者は、「カルト」とも呼ばれた宗教団体を漂流し、「オウム真理教」と出会う。新左翼とはスケールの違う組織性と、若きリーダー「井上嘉浩」に魅了される。社会を震撼させた「集団」の内側とは…。))
彩流社 『古式野球の哲学』 佐山和夫 6/10 \2,100 ((「哲学(フィロソフィー)」なきものに継承すべきものなどはない! WBCで日本が2連覇。決勝の日韓戦は異常な熱気だった。しかし運営主導はMLB。ビジネスとしての「野球」を世界に拡張しようと目論む。だが「野球ビジネス」はいま、金と薬の問題で危機的状況にある。MLBのグローバル化がもたらした弊害だ。他方、米国に「ローカル野球」がある。「野球の原点に帰れ!」の合言葉に「古式野球」が注目されているのだ。「ビジネス化ベースボール」に警鐘を鳴らす男。「野球の哲学」とコミュニティーのリーグ戦まで、もう1つの「野球」を紹介する。))