本やタウン:書籍近刊情報より


岩波書店 『幼なじみ』 佐藤正午/牛尾篤 2/6 \1,575 ((つないだ君の手のぬくもりを、いまでも僕は忘れてはいない。デビュー直後に書かれた幻の未発表作品。))
岩波書店 『近世文学の境界 個我と表現の変容』 揖斐高 2/24 \10,500 ((表現の中に描かれた近世人の姿と創作意識のあり様を追究し続けてきた著者の積年の論考を集成する。))
岩波書店 『ベンヤミン「言語一般および人間の言語について」を読む 言語と語りえぬもの』 細見和之 2/24 \3,045 ((ベンヤミンの世界像が集約的に表現された最初期の論考を詳細に読み解き、その思想的基盤に迫る。))
岩波書店 『英米小説の読み方・楽しみ方』 林文代編 2/25 \2,205 ((5人の研究者がさまざまな切り口で、小説を読むとはどういうことかについて語る。東大駒場のテーマ講義を再現。))

:近代文芸社 『ハムレット王毒殺!ポローニアス!!盗み見たな!』 尾崎一美 2/20 \2,415 ((ハムレット、オセロー、リア王マクベスらの悲劇は「言葉」によってもたらされた。シェイクスピア作品から、生の本質を読み解く。))
:近代文芸社 『ルース』 エリザベス・ギャスケル/阿部幸子ほか訳 2/20 \2,940 ((19世紀、イギリス。若く美しいルースは、未婚の母=堕落した女と烙印を押され苦悩しながらも、深い信仰と愛に満ちた生き方を貫く。))

講談社 『マリオネット・エンジン』 西澤保彦 2/5 \945 
講談社 『青酸クリームソーダ鏡家サーガ〉 入門編』 佐藤友哉 2/5 \893 
講談社 『天帝のみぎわなる鳳翔』 古野まほろ 2/5 \1,470 
講談社 『バギー・イン・ザ・ドールハウス さかしまの世界(上)』 t.o.L 2/10 \1,260 ((「切り裂きジャック事件」から約100年後の2013年、日本。超小型カメラワーム(通称虫)が張り巡らされた超監視社会で、13歳のアイドルが惨殺された。))
講談社 『バギー・イン・ザ・ドールハウス さかしまの世界(下)』 t.o.L 2/10 \1,260 
講談社 『二重人体』 安田賢司 2/19 \1,785 ((突然の受け入れがたい真実は、次々に起こる事件の始まりだった。身代わり恋愛、殺人、謎の組織。疾走するサスペンスストーリーで迫る、書き下ろし長編大作。))
講談社 『十四歳の情景』 斎樹真琴 2/20 \1,575 ((私の目から世界が失われてゆく。そして見えてくる情景。兄貴がかつて見ていたものを、私はこれから追いかける。『地獄番鬼蜘蛛日誌』著者の衝撃的第2作。))
講談社 『鳥玄坊 根源の謎』 明石散人 2/24 \2,100 ((歴史ミステリ秦の始皇帝陵で、シュイ・フーと名乗る男が語った「時間が止まる」という言葉の真意とは。圧倒的なスケールで展開される超絶の歴史ミステリー。))
講談社 『カブキ・ストーリーズ』 水原紫苑 2/27 \1,470 ((めくるめくカブキ・イリュージョン。助六が、鳴神が、忠臣蔵が。水原紫苑が不思議な歌舞伎へひきこむ。))

集英社 『永遠の故郷―薄明』 吉田秀和 2/5 \1,680 ((詩が、旋律が呼びさます忘れられないあの日、あの場所の記憶。歌の中に心を感じ、心を見、心を聴く、瑞々しい批評精神の新たなる到達点。))

小学館 『ミステリーの半世紀』 佐野洋 2/20 \2,100 ((著者は1958年に「銅婚式」を発表し、作家としての人生を歩む。それからの50年、日本ミステリー界の黎明期を著者の日記から読み起こす。))

筑摩書房 『独学という道もある』 柳川範之 2/9 \819 ((高校へは行かずに独学で学び、学者になる道もある。レールは1つではない。自分のペースで学び、生きていくための勇気をくれる1冊))
筑摩書房 『希望の哲学』 竹田青嗣 2/9 \819 ((現代社会は今、難問を抱えている。世界的な格差問題と資源・環境問題である。その解決の糸口を近代哲学に求め、希望の在り処を探る。))
筑摩書房 『独学の精神』 前田英樹 2/9 \819 ((無教養な人間の山を作り上げた日本の教育に決定的に欠けたものとは。身ひとつで学び生きるという人間本来のあり方から説く学問論。))

中央公論新社 『科学の世界と心の哲学 心は科学で解明できるか』 小林道夫 2/25 \819 ((科学万能論と科学への不信が交錯する現代。近代科学の目的と規範と再点検し、心という現象の解明に哲学が不可欠であることを示す。))