ドゥエイン・スウィアジンスキー『メアリー・ケイト』

「あなたに毒を盛ったわ。死にたくなければ私の傍にいて」という言葉がアンテナに引っかかったのでゴーストの囁きにしたがって買った読んだ斜め上だった。反応したのは妖怪アンテナだったらしい。奇天烈なガジェット、ネジのゆるんだ/はずれた/いかれた人物たち、そしてオフビートなプロット。レックス・ミラー『壊人』とかジスラン・タシュロー『悪党どもはぶち殺せ!』とかチャールズ・ブコウスキー『パルプ』とかに催す奇特なひとは直ちに買って読んで斜め上に喝采するのがよいと思われます。