ビーケーワンより


講談社 『覇王の番人 上』 真保裕一 9/- \1,890 
講談社 『覇王の番人 下』 真保裕一 9/- \1,890 
講談社 『乱鴉の島』 有栖川有栖 10/- \998 
講談社 『進々堂世界一周』 島田荘司 10/- \1,365 

早川書房 『マーブル・アーチの風 日本オリジナル短篇集』 コニー・ウィリス/大森望編訳 9/- \2,100 

平凡社 『ルイ・ボナパルトブリュメール18日』 カール・マルクス柄谷行人/植村邦彦訳 9/- \1,575 ((サイードレヴィ=ストロースをはじめ、様々な思想家にインスピレーションを与えてきたテキスト。柄谷行「差異と反復」も収録。))
平凡社 『三つのエコロジー』 フェリックス・ガタリ/杉村昌昭訳 9/- \1,050 

みすず書房 『彼女たち 性愛の歓びと苦しみ』 J−B・ポンタリス/辻由美訳 9/- \2,730 ((83歳の精神分析家・作家による最新作=自伝的エッセイ。昨年フランスでベストセラー。人生のさまざまな時期に出会った忘れえぬ女たち、映画や小説や絵画のヒロイン、ヴァレリーフロイトまで登場し、性愛の幸福と苦悩をめぐる39の物語は文学としても上質の味わい。恩師がのこした手帖についての一篇と、母親についての一篇は傑作。思いがけない面も見せてくれる、とってもユニークな大人の恋愛論。))
みすず書房 『カロカイン lettres』 カリン・ボイエ/冨原真弓訳 9/- \2,730 ((近未来。地球的規模の核戦争後の、完璧に全体主義的な警察管理体制下におかれた世界が舞台。30代後半のエリート化学者レオ・カールの発明した自白液剤「カロカイン」をめぐって、レオとその妻リンダ、それにレオの上司リッセンを軸に、人の〈心〉を求めずにはいられない人間の姿を描く。全体主義の足音が近づいてきていた1930年代の空気を濃密に反映しつつも、現代にリアルに通じる人間の本来性をみごとに描くSF的小説。))