白水社:新刊情報より


白水社 『空襲と文学』 W・G・ゼーバルト/鈴木仁子訳 9/- \2,415 ((「破壊の記憶」を凝視する作家による評論――ドイツが第二次大戦で被った惨禍はタブー化され、文学によって取り上げられことはほとんどなかった。ノサック、アメリー、ヴァイスなどの作品分析を通し、「破壊の記憶」を検証する。))
白水社 『フッサール 傍観者の十字路』 岡山敬二 9/- ¥2,940 ((キミそしてオレ。宿命の反復にピリオドは無い――あらかじめFremde(よそ者)な俺たちが立ち止まる、この十字路! 〈さいはて〉のWelt(世界)。終わりなき分岐と合流、在るか無きかも分からぬ〈純粋〉の探索。もはや救いは…要らぬ!))
白水社 『ビルキス、あるいはシバの女王への旅』 アリエット・アルメル/北原ルミ訳 9/- \2,520 ((ピエロは〈聖十字架伝説〉をいかに描いたか? ――時はイタリア・ルネサンス。夫である画家ピエロ・デッラ・フランチェスカを自分の傍に引きとめ、フレスコ画を描かせようと、妻は東方の伝説〈シバの女王〉の物語を語りはじめる……。))
白水社 『図書館 愛書家の楽園』 アルベルト・マングェル/野中邦子訳 9/- \3,570 ((異色のメディシス賞作家による、書物礼賛――古代アレクサンドリア図書館、ネモ船長の図書室、ヒトラーの蔵書、ボルヘスの自宅の書棚など、古今東西の実在あるいは架空の図書館を通して、書物と人の物語を縦横無尽に語る。))
白水社 『シェイクスピア伝』 ピーター・アクロイド/河合祥一郎、酒井もえ訳 9/- \7,980 ((豊富な訳注や図版は、日本版オリジナル特典!――シェイクスピアの全生涯、そして最初の戯曲全集が編まれるまでの史実を、巧みな筆致でつぶさに物語る??。英国が誇る稀代のストーリーテラーによる、シェイクスピア伝の決定版。))
白水社 『ヨーロッパ中世象徴史』 ミシェル・パストゥロー/篠田勝英訳 9/- \6,930 ((象徴を通して読み解く中世西欧の思想と社会――中世西欧において象徴は、どういう社会的背景から生まれ、また社会にどのような影響を与えたか。動植物・色彩感覚・名前の流行などのテーマを中心に、象徴を通して見る文化史。))
白水社 『ノリーのおわらない物語』 ニコルソン・ベイカー/岸本佐知子訳 9/- \1,365 
ヤバイ白水社の9月マジヤバイ。