e-honもうすぐ出る本の予約より


集英社 『むかでろりん』 遠藤徹 11/26 \1,785 

:新潮社 『ゴールデンスランバー』 伊坂幸太郎 11/30 \1,680 

中央公論新社 『ワールズ・エンド(世界の果て)』 ポール・セロー/村上春樹訳 11/12 \1,155 

徳間書店 『SF Japan 2007 WINTER』 SF Japan編集部 11/20 \1,680 
徳間書店 『クリスマスにさようなら』 浅暮三文 11/20 \1,365 

↑例によって落穂ひろい。さて、将棋は学生のころちょっとムキになったころがあったのだけど、このごろはだいぶご無沙汰だった。で、ちょっと将棋の羽生・中川戦が大逆転だったということを知って久しぶりにNHK杯を見てみた。なるほどこれはちょっとしたトン死劇でリアルタイムで見ていたら結構驚いただろう。でも、こういうのを“逆転劇”と呼んでしまうのは昔から違和感があった。将棋には“勝着”はまずなく、見落とし読み違え等誤った着手による“敗着”が勝敗を決定付けることがほとんどであって、その手においてもっと良い手を指していれば「まだまだこれからの将棋」であり、言ってしまえば将棋においては“勝者”というものはいなくて、いるのは“敗者”と“生存者”だというのがぼくの認識だったりする。負けることへのおそれ、それが将棋の面白さの本質だと思っているので、まあそれが力技で勝っていく『ハチワンダイバー』という将棋漫画に対する留保だったりもする。将棋ということにあまりこだわらなければ『ハチワンダイバー』はめちゃくちゃ面白いんだけどね。