e-honもうすぐ出る本の予約より


[単行本]
:新潮社 『愛その他の悪霊について』 ガブリエル・ガルシア=マルケス/旦敬介訳 8/31 \2,100 

筑摩書房 『ミシェル・フーコー講義集成Ⅵ』 ミシェル・フーコー/石田英敬小野正嗣訳 8/27 \5,040 

[文庫]
筑摩書房 『論理的原子論の哲学』 バートランド・ラッセル 9/10 \1,050 
筑摩書房 『自分の中に歴史を読む』 阿部謹也 9/10 \714 
筑摩書房 『文豪怪談傑作選 三島由紀夫集 雛の宿』 東雅夫編 9/10 \945 
筑摩書房 『ガルガンチュアとパンタグリュエル 3』 フランソワ・ラブレー/宮下志朗訳 9/10 \1,575 
筑摩書房 『お節介なアメリカ』 ノーム・チョムスキー/松野まい訳 9/5 \903 

イルミナティ』は通勤&休憩中用にして、自宅ではケリー・リンク『マジック・フォー・ビギナーズ』を読むことにする。舞台/小道具が都会/郊外的そして話は土俗/民話的フォークロアそれらをナーヴァスでガーリーなセンスでまとめあげるのは『スペシャリストの帽子』から変わってないのに、ちょっと読んだ感じだと夢幻/抽象がいい具合に物語のなかに溶けこんで語り口がずいぶんと余裕のあるものになっていて、前作品集の詩性の強さや掴みどころに困った人でもこれなら大丈夫じゃないのかな。しかしなんという不穏なキュート/キュートな不穏か。さあ続きを読もう、BGMはLisa Germanoで。リサ・ゲルマーノは4ADレーベルで(This Mortal Coilを別格とすれば)最も好き、ってことはぼくが最も好きといってもいいシンガーソングライターで、ケリー・リンクにはこれに限るって決めている。オフィシャルで視聴できるけどちょっと重めだからyoutubeのほうがいいかな。