ハヤカワ・オンライン刊行予定より


[単行本]
『この6つのおかげでヒトは進化した』 チップ・ウォルター 8/25 \2,100 ((〈ハヤカワ・ポピュラー・サイエンス〉人間はなぜここまで繁栄できたのか? 骨格はもちろん、高度な社会形成のためには衝動コントロール力が進化の必要不可欠な要素だったのだ。六つの観点から数百万年の歩みを描くユニークな人類史))
『すべては消えゆくのだから』 ローランス・タルデュー 8/10 \1,575 ((ヴァンサンは、かつての妻から一通の手紙を受け取る。そこには、「わたしはもうすぐ死ぬわ。最後に会いに来て」の一文が。やがて二人の複雑な過去が明らかにーー号泣必至、仏で話題の恋愛小説。))
『常識破壊トレーニング』 ジョン・ロイド&ジョン・ミッチンソン 8/10 \1,470 ((〈ハヤカワ・ノンフィクション〉鼻の穴の数は四つ。蒸気機関の発明者はワットじゃない。エベレストは最高峰ではない。次々と明かされる間違った常識の衝撃に、あなたの頭もほぐされる? 世の中がちょっと違って見えるコラム集))
『漆黒の鳥』 ジョエル・ローズ 8/25 \2,100 ((〈ハヤカワ・ノヴェルズ〉十九世紀ニューヨーク。河に浮かんだ美女の死体が、ベテラン警官を迷宮へと導く。ミステリの父エドガー・アラン・ポー、武器製造の父サミュエル・コルトら、伝説の男たちが登場する歴史ミステリ))
『日本SF・幼年期の終り』 早川書房編集部編 8/25 \1,575 ((一九六八年十月に刊行が開始された『世界SF全集』(全35巻)。その月報に掲載された星新一手塚治虫佐野洋谷川俊太郎などの珠玉のエッセイが日本にSFが根づきだした時代を見事に描き出す))
『バッドチューニング』 飯野文彦 8/25 \1,785 ((全身びらびらの風俗嬢、じじいの血痰攻撃、黒い乳首と股間のアフロヘア。自称・Bワン探偵の私が垂れ流すアルコールとアンモニアの妄想の果てに……ピンサロのドストエフスキーが放つ最下流文学))

[HPB]
『ハリウッド警察25時』 ジョゼフ・ウォンボー 8/10 \1,470 ((〈ハヤカワ・ミステリ1803〉昼夜を分かたず激務に励むハリウッド署の警官たちと、華やかな街に巣食うケチな犯罪者たちの生態を、オムニバス形式で生き生きと描く話題作。元LAPD巡査部長の巨匠が久々に放つ本格警察小説))

[文庫]
『ウォー・サーフ(上・下)』 M・M・バックナー 8/10 各\777 ((〈2006年フィリップ・K・ディック賞受賞作〉ハイテク装備に身を固め、危険地帯を駆けめぐるウォー・サーフに大富豪は熱中するが!? ))
『キルン・ピープル(上・下)』 デイヴィッド・ブリン 8/25 各\987
『ウニバーサル・スタジオ』 北野勇作 8/25 \630 
『銀輪の覇者(上・下)』 斉藤純 8/25 各\777 
『ウェスト・ポイントの幽霊』 ティモシー・R・オニール 8/25 \987 ((伝統ある米陸軍士官学校で起きる恐怖の心霊現象。現役教官が実話を元に描く戦慄の物語))
『デビルを探せ』 リチャード・ホーク 8/25 \945 ((ニューヨーク市長を脅迫する謎の人物の正体とは? マイクル・コナリー絶賛の話題作。))
『四つの雨』 ロバート・ウォード 8/25 \840 ((〈ミステリ文庫、本年度の大注目作!心ゆさぶるノワール小説〉心理療法士の男は、一目惚れした女のため犯罪に手を染め、人であることをやめた……。50代男の悲哀と悪夢を描き出した犯罪小説。))
『Mの日記』 ローラ・リーズ 8/25 \987 ((妹の死の真相を追うノーラは危険な世界に踏み込む。衝撃のロマンティック・サスペンス))
『ブラック・リスト』 サラ・パレツキー 8/10 \1,050 

『Self-Reference Engene』『虐殺器官』に続く(落選ものの)お拾いもの飯野文彦『バッドチューニング』(第14回日本ホラー大賞最終候補作)が楽しみだね。そしてばか太い文庫本でお馴染みになってしまったアレステア・レナルズは待望の短編集が! あと、いかにも気をひく人物名に眼を奪われる時代ミステリ『漆黒の鳥』とかアメリカ版実話怪談ッぽい『ウェスト・ポイントの幽霊』、PKD賞もの、ブリンと8月もハヤカワは飛ばしまくってる。そんな中でジョゼフ・ウォンボーという懐かしい名前も感慨深いな。