本やタウン:書籍近刊情報より


晃洋書房 『女の怪異学』 鈴木紀子、林久美子編 4/上 \2,205 ((女性、怪異をキーワードに、他者の構造を透視する。女幽霊はあらゆる疎外された者を表象している。本書ではその内容を明らかにする。))

:産業編集センター 『水底の仮面』 タニス・リー/柿沼瑛子訳 3/31 \1,365 ((水の都ヴェネチアパラレルワールド「ヴェヌス」で囁かれる恐ろしい仮面の謎と陰謀。傑作ロマンティック・ファンタジー第1弾。))

春風社 『エスノメソドロジーの可能性 社会学者の足跡をたどる』 椎野信雄 3/下 \4,900 

水声社 『百歳の人 魔術師』 オノレ・ド・バルザック/私市保彦訳 3/下 \3,150 ((あまり知られていない、バルザックの幻想・怪奇小説のシリーズ。若き天才将軍の生涯につきまとう、不吉な老人の正体は。))

新日本出版社 『シェイクスピアの人間学』 小田島雄志 4/上 \1,575 ((21世紀も続く戦争。この時代に「世界中がシェイクスピア好きになれば戦争は起こらない」と語る小田島シェイクスピアの新機軸。))

世界思想社 『〈外地〉日本語文学論』 神谷忠孝、木村一信編 4/上 \2,415 
世界思想社 『ジェンダー人類学を読む 地域別・テーマ別基本文献レヴュー』 宇田川妙子、中谷文美編 4/上 \3,150 
世界思想社 『家庭の秘密 記憶と創造の行為』 アネット・クーン/西山けい子訳 4/上 \1,995 
世界思想社 『現代文化人類学の課題 北方研究からみる』 煎本孝、山岸俊男編 4/上 \1,995 ((「人間とは何か」というテーマのもと、単なる地域研究の枠を超えて、現代の文化人類学が直面する喫緊の諸問題を鋭くえぐり出す。))
世界思想社 『社会調査と権力 〈社会的なもの〉の危機と社会学』 田中耕一、荻野昌弘編 4/上 \3,780 

草思社 『外注される戦争 民間軍事会社の正体』 菅原出 3/下 \1,680 

太陽企画出版 『国家と神とマルクス 「親日保守主義」かく語りき』 佐藤優 4/上 \1,680 

:出窓社 『モナリザ 私が描かれた理由』 岡庸子 4/上 \1,260 ((「モナ・リザ」に秘められた謎とレオナルドが絵に託したメッセージをモナ・リザ自身が語る画期的な書。画家の心がいま明らかになる。))

東京大学出版会 『クロニクル』 松浦寿輝 4/5 \1,890 
東京大学出版会 『国民道徳とジェンダー 福沢諭吉井上哲次郎和辻哲郎』 関口すみ子 4/中 \2,625 

白水社 『ニュルンベルクのマイスタージンガー』 リヒャルト・ワーグナー/日本ワーグナー協会監修 4/上 \6,300 ((厳密な校訂を経たテクストと徹底して読み込んだ訳文を収めたオペラ対訳書。))
白水社 『バルト 距離への情熱』 渡辺諒 4/中 \2,520 

:評論社 『魂食らい』 ミシェル・ペイヴァー/さくまゆみこ訳 4/下 \1,890 
:評論社 『「ダ」ったらダールだ!』 ウンディ・クーリング編/クェンティン・ブレイク画 4/中 \1,155 ((お茶目たっぷりのダールと、ダールの作品の秘密を公開。全作品が子どもたちに愛されている理由がこれでわかる。))
:評論社 『ダールさんってどんな人?』 クリス・ポーリング/スティーヴン・ガルビス画 4/中 \1,050 ((子どもたちに愛されている作家ロアルド・ダールは、どのように誕生したのか。その秘密を生い立ちから語る伝記。))

毎日新聞社 『めぐらし屋』 堀江敏幸 4/下 \1,575 

吉川弘文館 『民俗学を支えた人びと』 宮田登 4/上 \2,730 

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    ▼ ゜∀▼ タニス・リ━━━━━━━━━━!
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…の<パラディス>ものにつづくシリーズ<ヴェヌス>ものがとーじょー。ハヤカワ文庫SFから復刊される『銀色の恋人』が極甘メロウとすれば<パラディス>や<平たい地球>は強烈な耽美ロマネスク、どちらかといえば後者が好きなオレに『水底の仮面』は最高のプレゼントやね。そしてバルザックとバルト(の関連書)、そして『女の怪異学』あたりがマストかな。