本やタウン:書籍近刊情報より


[単行本]
岩波書店 『ロマネスク美術とその周辺』 辻佐保子 1/26 \9,240 ((「殉教者崇敬」の絵画表現の問題を論じた著者の代表論文を中心に、中世絵画に関する主要論文を集成))
岩波書店 『共存・あわいのポエジー』 坂部恵 1/10 \4,200 ((構造主義以降の世界の思想動向に呼応し、和語に寄り添いながら日本語で人間体験の基層に分け入る哲学の実験。))
岩波書店 『ワーキング・プア アメリカの下層社会』 デイヴィッド・K・シプラー/森岡孝二ほか訳 1/30 \2,940 
岩波書店 『脈打つ身体』 石川准 1/30 \2,835 ((身体は、物質としての有限性に縛られる一方、その持ち主に対する自律性を持っている。身体の有限性/自律性。))
岩波書店 『まぼろしの白馬』 エリザベス・グージ/石井桃子訳 1/16 \756 

:鳥影社 『ラデツキー行進曲』 ヨーゼフ・ロート/平田達治訳 1/- \2,730 

河出書房新社 『丁庄の夢 中国エイズ村奇談』 閻連科/谷川毅訳 1/15 \1,680 ((「現代の魯迅」と評され、ノーベル賞も噂される実力派作家による、悲劇のエイズ村を舞台にした迫真のドラマ。売上15万部を超える話題作。))
河出書房新社 『定本・謎解き「死霊」論』 川西政明 1/22 \2,940 

学燈社 『絵巻水滸伝(5) 天魁星受難』 正子公也画/森下翠 12/25 \2,625 

勁草書房 『意味と目的の世界 生物学の哲学から』 ルース・ギャレット・ミリガン/信原幸弘訳 1/- \3,780 
勁草書房 『言葉と心 全体論からの挑戦』 中山康雄 1/- \2,730 
勁草書房 『テイラーのコミュニタリアニズム 自己・共同体・近代』 中野剛充 1/- \3,675 
勁草書房 『リベラル・コミュニタリアン論争』 スティーヴン・ムルホール/アダム・スウィフト 1/- \4,200 

講談社 『ラジオ・キス』 白倉由美 1/10 \998 
講談社 『下流志向 学ばない子どもたち、働かない若者たち』 内田樹 1/30 \1,470 
講談社 『楊貴妃になりたかった男たち <衣服の妖怪>の文化史』 武田雅哉 1/10 \1,575 ((周恩来も女装した。中国4,000年の歴史を横断する奇妙な妖怪=服妖に見る知られざる中国の素顔。))

:光文社 『私の庭 蝦夷地篇』 花村萬月 1/19 \2,310 

新紀元社 『エンサイクロペディア・クトゥルフ』 ダニエル・ハームズ/坂本雅之訳 2/- \1,890 
新紀元社 『病気だヨ!全員集合』 月乃光司 4/- \1,575 ((新宿ロフトプラスワン人気イベント「こわれ者の祭典」代表、月乃光司大槻ケンヂ中村うさぎらと繰り広げるトークバトル。))

筑摩書房 『トリックスター群像』 井波律子 1/- \2,310 ((道化者、暴力の化身、色欲魔などが、中国の五大小説『三国志演義』『水滸伝』『金瓶梅』などの中でどんな役割を果しているかをたどる。))
筑摩書房 『ねにもつタイプ』 岸本佐知子 1/- \1,470 
筑摩書房 『街角のオジギビト』 とり・みき 1/- \1,470 

中央公論新社 『エティカ』 スピノザ/工藤喜作編訳 1/10 \1,890 

東京大学出版会 『近代の擬態/擬態の近代』 弘田陽介 1/15 \7,560 ((『純粋理性批判』『人間学』『判断力批判』など、カントの著作を、近代の「人間」を起動した18世紀の読書空間から再考する。))
東京大学出版会 『他者との出会い』 宮本久雄編/金泰昌編 1/25 \5,040 

NHK出版 『ポスト・ヒューマン誕生』 レイ・カーツワイル/小野木明恵ほか訳 1/27 \3,150 ((加速するテクノロジーの進化により、ついに人類は機械と融合し、生物の限界を超える。))

早川書房 『数学する遺伝子』 キース・デブリン 1/- \2,310 

PHP研究所 『わかる!現代思想・入門』 仲正昌樹編 1/22 \1,470 

:ブッキング 『収容所群島(4)』 ソルジェニーツィン/木村浩訳 1/- \3,675 
:ブッキング 『忘れな草』 佐々木丸美 1/- \1,680 

平凡社 『秘密の博物館』 ウォルター・ケンドリック 1/24 \4,830 ((ポルノグラフィの概念は西洋近代に発する歴史的構築物である。その歴史をポルノ民主化と表裏をなす規制検閲史から辿る名著。))

法政大学出版局 『モダンという時代 宗教と経済』 竹田純郎 1/9 \2,835 ((大正〜昭和期の特異な思想家・土田杏村の思想と実践から、宗教と経済というモダンを衝き動かした論理、そのアンヴィバレンツを探る))

:右文書院 『唐十郎の劇世界』 扇田昭彦 1/- \2,940 

:ラピュータ 『SF画家加藤直之 時空間画抄』 加藤直之 1/20 \2,940 

[新書]
朝日ソノラマ 『トレジャー・ハンター八頭大(1)エイリアン秘宝街・黙示録』 菊地秀行 2/- \1,050 

講談社 『スロウハイツの神様(上)』 辻村深月 1/10 \903 ((一つ屋根の下に住む若者たちの青春物語。目頭が熱くなる結末。感動の青春ミステリー。『下巻』同時刊。))
講談社 『密室殺人ゲーム王手飛車取り』 歌野晶午 1/10 \924 
講談社 『キリスト教vs.市民 「政教分離」への闘い』 工藤庸子 1/18 \735 ((ヨーロッパ「市民」にとって宗教とは何か。キリスト教イスラームとの「衝突」という。だが共和主義のフランスではカトリック教会が敵だった。))
講談社 『日本を甦らせる政治思想』 菊池理夫 1/18 \756 ((欧米では実効性のある思想として評価されながら、日本では古い保守思想として誤解されてきたコミュニタリアニズムの思想を紹介する入門書。))

筑摩書房 『輸入学問の功罪 この翻訳わかりますか?』 鈴木直 1/9 \756 ((頭を抱えてしまう日本語によって訳された思想・哲学の翻訳書の数々。それらの歴史的背景をさぐり、今後の学問と翻訳の可能性を問う。))

中央公論新社 『処女懐胎 描かれた「奇跡」と「聖家族」』 岡田温司 1/25 \882 

早川書房 『異人館』 レジナルド・ヒル 1/- \1,890 

文藝春秋 『書評家〈狐〉の読書遺産』 山村修 1/19 \788 

平凡社 『占領下パリの思想家たち』 桜井哲夫 1/11 \903 

エッセイの当たりが目白押し。ちくま3点セットや『ポスト・ヒューマン誕生』、工藤庸子鈴木直岡田温司山村修の新書も大変楽しみなのだけど、『猪八戒の大冒険』『蒼頡たちの宴』の武田雅哉がなんってったってイイヨネ。あとドゥルーズ『意味の論理学』の新訳文庫版がbk1に登録されてたのだけどISBN10桁やね、とおもってオフィシャルに行ってみたらこちらも10桁…もうどうにでもしてくれ(笑)