本やタウン:書籍近刊情報より

[単行本]
:郁朋社 『巨匠とマルガリータ』 ミハイル・ブルガーコフ/中田恭訳 12/上旬 \2,625 
:郁朋社 『大江山の鬼とふるさと その小論とエッセイ』 宮本正章 12/上旬 \1,260 

エスクァイアマガジンジャパン 『鏡の国のアリス』 ルイス・キャロル/ヤン・シュヴァンクマイエル画 12/上旬 \2,625 

:鳥影社 『鼻のある男 イギリス女流作家怪奇小説選』 ローダ・ブロートンほか/梅田正彦訳 12/上旬 \1,680 ((19世紀後半から20世紀前半にかけてイギリスの怪奇小説黄金時代を彩った女流作家8人の短篇集。知られざる多才な才能。))
:鳥影社 『ヴィスコンティ(2) 高貴なる錯乱のイマージュ』 若菜薫 12/上旬 \2,310 

国書刊行会 『荒人手記』 朱天文/池上貞子訳 12/20 \2,520 ((親友をエイズで失った男が、自らの無軌道な生と映画や思想をめぐる省察を書き綴る。現代に生きる人間の孤独を徹底して描いた傑作。買切。))
国書刊行会 『貴志康一 永遠の青年音楽家』 毛利眞人 12/20 \3,150 
国書刊行会 『形態の精神II(7)』 エリー・フォール/星埜守之訳 12/20 \5,775 

草思社 『ヒトラーの死を見とどけた男 地下壕最後の生き残りの証言』 ローフス・ミッシュ/小林修訳 11/下旬 \1,890 

ソニー・マガジンズ 『アグリーズ(1)』 スコット・ウエストフェルド/谷崎ケイ訳 12/9 \1,260 ((16歳になるとモデルのように美しくならなければならない社会を舞台にした、近未来エンタテインメント。))

白水社 『トウガラシのちいさな旅 ボーダー文化論』 越川芳明 12/中旬 \2,625 ((米・メキシコ国境から、中米、モロッコ、沖縄へ。熱くて辛い、ボーダー文学・映画・音楽を味わいつくせ。待望の評論・エッセイ集。))
白水社 『デリダ きたるべき痕跡の記憶』 廣瀬浩司 12/中旬 \2,520 
白水社 『もうひとつの中世のために』 ジャック・ル・ゴフ/加納修訳 12/中旬 \8,190 

廣池学園事業部 『わが終わりにわが始めあり(上)』 エリザベス・バート/大藏雄之助訳 11/30 \2,520 ((スコットランド女王メリーの波乱万丈の生涯を宿敵エリザベスとの対決を軸に描く歴史小説。『下巻』同時刊。))

吉川弘文館 『女の民俗学』 宮田登 12/1 \2,730 ((女の霊力や女護島伝説、「妹の力」、女人禁制、嫁と姑。神聖視と不浄感の相対立する意識の根源を探り、優しい眼差しで女の力を語る。))

[新書]
白水社 『装丁物語』 和田誠 12/上旬 \1,050 
白水社 『似顔絵物語』 和田誠 12/上旬 \1,050 

「“完訳版”とか書いてあるけど群像社ライブラリー版て完訳じゃなかったの?」と思い本棚から取り出してペラペラめくっていたらやっべきっと全部読み返しちゃうよ…のブルガーコフは出たら書店でチェックしてみよう。『鼻のある男』『トウガラシのちいさな旅』が注目で、“レヴィ・ストロース毛沢東蒋介石フェデリコ・フェリーニ小津安二郎成瀬巳喜男……、さまざまなジャンルのテキストを引用しつつ繰り広げられる、家族や性に関する省察”(国書刊行会これから出る本より)の『荒人手記』が大注目。あとシュヴァンクマイエルのアリスもね。