青土社近刊案内より


青土社 『表象の奈落 フィクションと思考の動体視力』 蓮實重彦 11/予定 \2,520 ((不可能性を超えて、事件を炸裂させる〈力〉。バルト、ドゥルーズデリダフーコーそしてフローベール。「批評」は他者の言説の中でまどろむ記号に触れ、それを目覚めさせることから始まる。読むことで潜在的なものは顕在化しその覚醒によって他者の言説へと変容する。待望の「批評」論集。))
青土社 『ニューヨーク烈伝』 高祖岩三郎 11/予定 \2,940 ((錯乱と混沌の世界都市ニューヨークで、日々展開される資本と権力による熾烈な収奪。移民や被差別人種などマイノリティの無名の人々は、生活の場から多彩極まりない抵抗を試み、新しい文化を創造している。スクワット、ガーデニングなど住環境運動、アートやダンス・演奏による主張と表現から、各種の権利回復・反戦運動まで、生存のためのラディカルな闘争を描ききった、誰にも書けなかったニューヨーク文化論。著者はニューヨーク在住20余年。あらゆる町の隅々を連日自転車で観察中。))
青土社 『天才数学者はこう賭ける 誰も語らなかった株とギャンブルの話』 ウィリアム・パウンドストーン/松浦俊輔訳 11/予定 \2,520 ((得する人・負ける人が決まる「幸運の法則」とはどんなものでしょうか。大勝の歓びを一度でも味わいたい! 株・債券から競馬・ルーレット・カードまで、あらゆる投資に必勝のセオリーを知っていたらどうなるのか。確率・統計そして金融工学に熟知した天才的頭脳が、〈場〉に臨んで打って出る必勝の手とは。))
青土社 『建築を読む 都市空間のゆくえ』 梅本洋一 11/予定 \1,995 ((超高層ビルばかりの街は楽しいか。美しい景観そして快適な建築とは、具体的には如何なるものか。メトロポリスに奔流する資本のメチャクチャな論理と欲望が、ありうべきランドスケープを混乱させ歪めてはいないか。ひとつの大型マンション建築で、見慣れた街と風景が永遠に消えてゆく。変貌著しい都市空間に理想的建築の数々を求め遍歴する。東京・横浜の過去現在を往還しつつ街歩き・建物ウォッチング。))
いつのまにかbk1で『表象の奈落』が予約できるようになってたのでここでピックアップ。『アナーキスト人類学のための断章』繋がりで高祖岩三郎も激しくチェック。