本やタウン:書籍近刊情報より


[単行本]
アスペクト 『カジノは奴らを逃がさない!』 ベン・メズリック/真崎義博訳 8/25 \1,890 ((究極のブラックジャック必勝法を考案し、世界中のカジノで荒稼ぎしたMITの若き秀才ギャンブラーたちのノンフィクション。))

紀伊國屋書店 『異説・近代藝術論 新装版』 サルヴァドール・ダリ/瀧口修造訳 9/上旬 \2,310 ((鬼才ダリが、モダン・アートの抽象的傾向とシュールレアリスムに対し、ダリ的身振りに満ちた奇文で逆説的に主張する。))
紀伊國屋書店 『意識の起源史 改訂新装版』 E・ノイマン/林道義訳 9/下旬 \5,985 ((個人の自我意識の発達は人類の歩んできた意識発達の元型的諸段階を辿る」という雄大な仮説をもとに、その軌跡を世界の神話に探る。))

京都大学学術出版会 『ソクラテス以前の哲学者』 G・S・カークほか/内山勝利ほか訳 9/下旬 \5,985 

講談社 『サンソンの祈り』 薬丸岳 9/7 \1,680 

:春秋社 『〈戒〉の巻』 松尾剛次編 8/下旬 \2,100 

草思社 『訴えられた遊女』 ネアイラデブラ・ハメル/脇本由佳訳 8/下旬 \1,995 ((紀元前4世紀のアテナイで争われた裁判記録をもとに当時の社会生活を甦らせた歴史研究の傑作。遊女制度や裁判制度などがよくわかる。))

:ナカニシヤ出版 『法的内部観測理論の試み ルーマン法理論を超えて』 松岡伸樹 8/中旬 \3,360 ((法的自己組織性理論のリフレクション機能を駆使して「相対化の相対化」としての法理論を構想した若き俊英の労作。))
:ナカニシヤ出版 『自由と所有 英国の自由な国政はいかにして創出されたか』 H・T・ディキンスン/田中秀夫監訳 8/中旬 \4,620 ((18世紀のイギリスにおける国政、政治、社会、人間をめぐる論争を初めて包括的に捉えた画期的思想史研究。))

法政大学出版局 『カイエ 1957-1972』 シオラン/金井裕訳 8/30 \28,350 
法政大学出版局 『観光のラビリンス』 マルク・ボワイエ/成沢広幸訳 9/上旬 \4,410 ((2000年代において観光はどう変化するのか。ラビリンス(迷宮)ともいうべき複雑化した観光の現象と本質その現状と未来を読み解く。))

[新書]
講談社 『凶鳥の如き忌むもの』 三津田信三 9/6 \1,050 
講談社 『天帝のはしたなき果実』 古野まほろ 9/6 \1,890 

理論によって賭博必勝法に挑む天才たちを描いた快著『ラス・ヴェガスをブッつぶせ! 』の第2弾とおぼしき『カジノは奴らを逃がさない!』に超期待。『訴えられた遊女』も好きそうな感じ、要チェック。シオランの『カイエ』はサスガニカエンヨ。延期されてたメフィスト賞『天帝のはしたなき果実』は先ごろあたりからbk1で予約も始まってるので今度は大丈夫なんじゃないかな。