本やタウン:書籍近刊情報より


[単行本]
以文社 『イメージの奥底で』 ジャン・リュック・ナンシー/西山達也訳 4/7 \3,675

太田出版 『at(3)』 パラグラフ編 3/29 \998

:鳥影社 『ドストエフスキーを読みながら』 下原敏彦 4/下旬 \1,680((寺山修司三島由紀夫尾崎豊・少年Aなどについて、ドストエフスキー作品を読みながら関連づけて思索をめぐらせていく文芸エッセイ。))
:鳥影社 『素朴なる疑問』 松本道介 4/下旬 \1,995((村上春樹から三浦雅士まで、ドイツ文学者が素朴に問い、痛快に斬る、胸のすくような文芸エッセイ11篇。))

京都大学学術出版会 『弁論集(1)』 デモステネス/加来彰俊ほか訳 5/上旬 \5,040

集英社 『イリュージョン 悩める救世主の不思議な体験』 リチャード・バック/佐宗鈴夫訳 4/26 \1,680
集英社 『銀河のワールドカップ』 川端裕人 4/26 \1,995
集英社 『東京バンドワゴン』 小路幸也 4/26 \1,890((下町の老舗古書店東京バンドワゴン」。ちょっと風変わりな四世代の大家族が、転がりこんでくる事件を解決する。下町情緒あふれる春夏秋冬の物語。))
集英社 『夜の朝顔』 豊島ミホ 4/26 \1,365((小学生センリが初めて知る不安、痛み、恋。新しい発見に満ちた濃密な日々のなか、ゆっくりとオトナになる少女を描いた連作集。))

小学館 『栄光なき凱旋(上)』 真保裕一 4/13 \1,995((日系2世のジローとヘンリー。ハワイの日系人社会で生きるマット。激動の時代に生きる若者を描く青春群像大作。『下巻』同時刊。))
小学館 『記憶するシュレッダー 私の愛した昭和の文士たち』 水口義朗 4/12 \1,470((文士25人とのエピソードや知られざる横顔を愛惜の思いで綴ったエッセイ。三島由紀夫らが登場。著者は旧中央公論社の文芸編集者。))

:新潮社 『グッモーエビアン!』 吉川トリコ 4/21 \1,260
:新潮社 『狂気の偽装 精神科医の臨床報告』 岩波明 4/21 \1,470
:新潮社 『神と人間』 芹沢光治良 4/28 \14,700
:新潮社 『聖書の絵師』 ブレンダ・リックマン・ヴァントリース/野口百合子 4/28 \2,415
:新潮社 『青猫家族輾転録』 伊井直行 4/28 \1,785
:新潮社 『柳生雨月抄』 荒山徹 4/21 \1,890
:新潮社 『夕子ちゃんの近道』 長嶋有 4/28 \1,575
:新潮社 『のんしゃらん パリの天窓から』 村上香住子 4/25 \1,365((パリで20年間を過ごしたファッションジャーナリストが出会った、恐ろしく魅力的な人・物・事。幻想的な筆致で綴った虚実皮膜のエッセイ集。))

ソニー・マガジンズ 『コーデックス』 レヴ・グロスマン/三川基好訳 3/29 \2,100

平凡社 『鏡花と怪異』 田中貴子 4/17 \2,310((サントリー学芸賞受賞後初の書き下ろし。専門の国文学を足場に、「お化け好き」鏡花に底流する中世・近世文学の影響を明かす異色評論。))

[新書]
:光文社 『薔薇に捧げる惨劇』 竹本健治 4/19 \840
:光文社 『ネオ共産主義論』 的場昭弘 4/14 \735

平凡社 『古本通』 樽見博 4/10 \735
平凡社 『死体とご遺体』 熊田紺也 4/10 \735

グロスマン『コーデックス』は稀覯本ミステリー。版元紹介によれば…『キムメリア人の国への航海』という、14世紀に書かれた幻の古写本<コーデックス>…云々、キンメリアといえばオレ的には一も二も無くコナン・ザ・バーバリアンなのだが決してそういう話ではないのだろう…どう考えても『殺人詩篇』の系統かと。人文系では来日を控えてのジャン=リュック・ナンシーが注目でしょう。先日刊行されたデリダのナンシー論『触覚、ジャン=リュック・ナンシーに触れる』もついでにここでピックアップ。なおみすず書房平凡社の4月刊行予定が更新されてたので以下に↓補填。みすず書房はほかにもブルーノ・ムナーリ岡田温司(理想の教室)、松浦寿輝が予定されていて、もういくらお金があっても足りないっす。

平凡社 『顔を持つまで 王女プシケーと姉オリュアルの愛の神話』 C・S・ルイス/中村妙子訳 \1,680 4/予定

みすず書房 『レヴィ=ストロース『神話論理』の森へ』 渡辺公三・木村秀雄編 \2,730 4/予定