早川書房2月刊行予定より


[単行本]
『ひばり館』 アントニア・アルスラン/草皆伸子訳((男たちはすべて殺された。女と子供たちは国外追放となり、国境までの「死の行進」に参加を強いられた−−歴史の闇に葬られたトルコによる組織的アルメニア人虐殺の真実を描き上げた衝撃の物語。))
『波間に消えた宝』 ローラ・E・ウィリアムズ/石田理恵訳
SFが読みたい! 2006年版』 SFマガジン編集部編
『燃えさかる火のそばで』 ジュリア・M・シートン/佐藤亮一訳((ハヤカワ・ノンフィクション・マスターピース - 〈動物記〉で知られ、ボーイスカウト創始者としても有名なアー ネスト・T・シートン最愛の妻ジュリア夫人が、夫の語った少年時代の記憶、日記、未発表原稿を駆使して描く偉大な博物学者の生涯))
『「反」ダ・ヴィンチ・コード』 ホセ・アントニオ・ウリャテ・ファボ/目時能理子訳

[HPB]
『真夜中への挨拶』 レジナルド・ヒル/松下祥子訳
『あなたに不利な証拠として』 ローリー・リン・ドラモンド/駒月雅子訳((アメリカ探偵作家クラブ賞最優秀短篇賞受賞 - 男性社会の警察機構の中で、闘い、苦悩する、五人の女性警察官たちの物語。自身女性警察官だった著者が描く十篇の傑作短篇を収録した、処女作品集))

[文庫]
ミュンヘン』 マイケル・バー=ゾウハー&アイタン・ハーバー/横山啓明訳((スピルバーグ監督映画の背景を描いた真実のドラマ - イスラエル選手団を襲ったパレスチナ・ゲリラに復讐すべく、モサド暗殺部隊が動き出す))
プルトニウム・ブロンド』 ジョン・ザコーアー&ローレンス・ゲイネム/斉藤伯好訳
『熱い賭け ギャンブル・アンソロジー〔カジノ篇〕』 結城信孝編
『レフト・アローン』 藤崎慎吾
『砂漠の狂王 マロリオン物語2』 デイヴィッド・エディングス/宇佐川晶子訳
『個人情報、保護魔法! マジカルランド』 ロバート・アスプリン&ジョディ・リン・ナイ/矢口悟訳
『太陽の黄金の林檎』 レイ・ブラッドベリ/小笠原豊樹
『暗い森』 アーロン・エルキンズ/青木久惠訳
『連れていって、どこかへ』 ローレン・ケリー/矢沢聖子訳
『夢みる宝石』 シオドア・スタージョン/永井淳
『シブミ(上・下)』 トレヴェニアン/菊池光訳
『手紙と秘密』 キャロリン・G・ハート/長野きよみ訳
『雪豹』 ピーター・マシーセン/芹沢高志訳
『おんなのこ物語1・2』 森脇真末味

よくわかりませんが“地球最後の私立探偵”“怖るべき力を秘めた巨乳アンドロイド”の謎を追う、っつーところで買い決定の『プルトニウム・ブロンド』。名作セレクションはスタージョントレヴェニアン、後者は計らずも追悼版ですね。バー=ゾウハーはこれを機にパンドラとかエニグマとかの傑作エスピオナージュの重版がかかんないかな。ということで今回のオレ的目玉はピーター・マシーセンの復刊、これを機に圧倒的な迫力の『ワトソン氏を殺す』の重版が以下略。