本やタウン書籍近刊情報より


[単行本]
朝日新聞社 『讃歌』 篠田節子 1/12 \1,890 

:鳥影社 『ヘンリーからアナイスへ』 ヘンリー・ミラー/小林美智代訳 1/上旬 \2,625((ヘンリー・ミラーからアナイス・ニンへの手紙。作家デビュー時の魂の記録。)) 
:鳥影社 『ツィンツェンドルフ』 伊藤利男 1/上旬 \1,890 

河出書房新社 『スターク・マンローからの手紙』 アーサー・コナン・ドイル/田中喜芳訳 1/10 \2,100 
河出書房新社 『虹とクロエの物語』 星野智幸 1/10 \1,470 
河出書房新社 『種村季弘 没後1周年』 1/16 \1,575 
河出書房新社 『小鳥はいつ歌をうたう』 ドミニク・メナール/北代美和子訳 1/16 \1,575 
河出書房新社 『ビーニー・アイ』 デイヴィッド・ガーネット/池央耿訳 1/10 \2,100 
河出書房新社 『岩田専太郎 挿絵画壇の鬼才』 松本品子編/弥生美術館編 1/10 \1,575 ((デビューから死までの50余年、挿絵画壇の頂点に君臨し絶大なる人気を誇った岩田専太郎。生涯6万枚も描いた壮絶な挿絵画業の軌跡。))
河出書房新社 『空海』 1/20 \1,575 ((世界的思想家として空海を捉え直す1冊。中沢新一インタビューや竹内信夫らの論考。中村元松岡正剛幸田露伴ら歴史的空海論を集成。))

勁草書房 『神学と科学 アンセルムスの時間論』 瀬戸一夫 1/上旬 \5,880 ((11世紀イギリスの神学者アンセルムス。神が存在することを証明すべく体系化されたその理論が西欧近代科学の思考様式の端緒となる。))
勁草書房 『経験論と心の哲学』 W・S・セラーズ/中才敏郎訳 1/上旬 \3,150 ((クワインと並ぶ戦後アメリカを代表する哲学者の主論文本邦初訳。心の哲学における「機能主義」はまだ克服されていない。))

:国際語学社 『タンザニア民話とティンガティンガ』 宇野みどり 12/下旬 \2,000 

三修社 『雪の色が白いのは グリムにはないドイツのむかし話』 シャハト・ベルント編/大古幸子訳 1/上旬 \1,680 

:春秋社 『更新期の文学』 大塚英志 12/下旬 \1,890

小学館 『サイレン』 新藤良彦/サイレン製作委員会 1/20 \1,365 ((謎のサイレン音とともに全島民消失事件が起こった夜美島。療養のためやってきた家族に降りかかる恐怖の体験。2006年映画公開。))
小学館 『大審問官スターリン』 亀山郁夫 1/23 \3,360 ((著名な芸術家、政治家を巻き込んで繰り広げられるソ連・大テロルの裏面を抉る衝撃のドキュメント。))

新風舎 『天使が出会った50の悪魔達』 結城ケンジ 1/上旬 \1,470 ((男性相手の売春を重ねる少年と、欲望にまみれた大人たち。現代社会に潜む、闇を暴いた問題小説。))

水声社 『回想するヘンリー・ミラー』 トゥインカ・スィーボード編/本田康典ほか訳 12/20 \2,100 ((老境のヘンリー・ミラーが来客たちを楽しませた無類のテーブル・トーク。未来へのメッセージ、そして人生への愛。))

中央公論新社 『頼むから静かにしてくれ(1)』 村上春樹訳/レイモンド・カーヴァー 1/10 \1,050 ((アメリカ文学界に衝撃を与えたカーヴァーの処女短篇集から13篇を収録。『バースデイ・ストーリーズ』同時刊。))

白水社 『イリアス トロイアで戦った英雄たちの物語』 アレッサンドロ・バリッコ/草皆伸子訳 1/下旬 \2,100 
白水社 『キュリー夫人伝』 エーヴ・キュリー/河野万里子訳 1/下旬 \2,310 
白水社 『ジェイン・オースティンの読書会』 カレン・ジョイ・ファウラー/矢倉尚子訳 1/下旬 \25,200 

法政大学出版局 『悪の研究(仮)』 ランス・モロー/河野徹訳 1/中旬 \3,675 
法政大学出版局 『ジャン・メリエ遺言書』 ジャン・メリエ/石川光一訳 1/下旬 \31,500 

毎日新聞社 『四角形の歴史』 赤瀬川原平 1/下旬 \1,260 

ライブドアパブリッシング 『愛をめぐる奇妙な告白のためのフーガ』 琴音 12/16 \1,575 

[新書]
徳間書店 『シャーロック・ホームズ 俺が掟だ』 豪屋大介 1/24 \880 

白水社 『ドン・ジョヴァンニ 音楽的エロスについて』 キルケゴール/浅井真男訳 1/下旬 \998 
白水社 『カタルーニャの歴史と文化』 ミシェル・ジンマーマンほか/田澤耕訳 1/下旬 \999 

:PHP研究所 『偏愛的往復書簡(仮)』 島田雅彦/しりあがり寿 1/13 \777 

ヘンリー・ミラー関連のふたつをまず買い。一押しは亀山郁夫の『大審問官スターリン』、『磔のロシア』『熱狂とユーフォリア』など、詩学の審判者としてスターリンをとらえ直したスターリノロジーの一連の著作に連なるものでしょう。そしてSFマガジンでときおり思い出したように訳されてたカレン・ジョイ・ファウラーの単行本に注目、異色短編作家の復権に伴って企画が通ったんでしょうかね。あとファンタジーノベル大賞辞退作『愛をめぐる奇妙な告白のためのフーガ』ももうすぐ刊行予定。…しかしファウラーとメリエの、どう見ても誤植としか思えない価格はご愛嬌というべきか。