本やタウン近刊情報より


[単行本]
以文社 『観察者の系譜 視覚空間の変容とモダニティ』 ジョナサン・クレーリー/遠藤知己訳 11/10 \3,360 

岩波書店 『黒雲の下で卵をあたためる』 小池昌代 11/25 \2,310 
岩波書店 『ナルニア国の父 C.S.ルイス』 マイケル・ホワイト/中村妙子訳 11/10 \2,625 

講談社 『おまかせハウスの人々』 菅浩江 11/05 \1,680 
講談社 『パロール・ドネ(1)』 レヴィ・ストロース/中沢新一訳 11/10 \1,575 ((レヴィ・ストロースの神話学講義ここに開講。時間の流れを超えて語られる「はじまりの時」に起こった物語とは。本邦初訳の第1巻。))
講談社 『勉強してはいけません』 横田順彌/池田八惠子画 11/15 \651 

:光文社 『EDS緊急推理解決院』 新世紀「謎」倶楽部編 11/18 \1,365 ((石持浅海、加賀美将之、黒田研二小森健太朗高田崇史柄刀一鳥飼否宇二階堂黎人松尾由美。9人奇跡の合作長編。))
:光文社 『不作法なストラップ』 松尾由美 11/18 \1,890 

出版芸術社 『左手の記憶』 新津きよみ 11/中旬 \1,575 
出版芸術社 『鬼の末裔』 三橋一夫 11/中旬 \2,520 

東京創元社 『ポイズン(上)』 クリス・ウッディング/渡辺庸子訳  11/下旬 \1,995 ((『下巻』同時刊。))
東京創元社 『探偵小説と二〇世紀精神』 笠井潔 11/上旬 \2,520 

徳間書店 『SF Japan 2005 WINTER』 SF Japan編集部編 11/18 \1,575 

:NHK出版 『さらにすごい科学で守ります!』 長谷川裕一 11/30 \1,365 

早川書房 『獣と肉』 イアン・ランキン/延原泰子訳 11/下旬 \2,100 
早川書房 『サナギの記憶』 森詠 11/下旬 \1,890 
早川書房 『13のショック』 リチャード・マシスン/吉田誠一訳 11/上旬 \2,100 
早川書房 『一角獣・多角獣』 シオドア・スタージョン/小笠原豊樹訳 11/上旬 \2,100 
早川書房 『マラケシュの贋化石(上)』 スティーヴン・ジェイ・グールド/渡辺政隆訳 11/下旬 \2,310 ((学生が悪戯で作った精巧な贋化石を世紀の大発見と発表など、科学界の裏話満載のエッセイ。『下巻』同時刊。))
早川書房 『ホリー・クロースの冒険』 ブリトニー・ライアン/永瀬比奈訳 11/中旬 \1,995 ((不死の国の王、サンタ・クロースの娘ホリー。外の世界を知らずに育った彼女は初めて人間界へ行く。 ))

文藝春秋 『ブーの国』 明川哲也 11/下旬 \1,680 ((大好きだった亡兄の匂いを求めて嗅ぎ屋になった少年。ある秘密を抱え、罪を食べる影屋に会う少女。愛にあふれた壮大なファンタジー。))
文藝春秋 『知に働けば蔵が建つ』 内田樹 11/下旬 \1,365 

平凡社 『ブルーノ・シュルツ全小説』 ブルーノ・シュルツ 11/10 \1,995 ((20世紀の悲劇を背負ったヨーロッパ辺境が生んだ一抹の光の文学の全貌。クウェイ兄弟の映画でカルト的人気を誇る独自の作品世界。))
平凡社 『詩人たち ユリイカ抄』 伊達得夫 11/10 \1,260 

法政大学出版局 『世界の読解可能性』 ハンス・ブルーメンブルク/山本尤訳 11/25 \5,775 
法政大学出版局 『討議倫理』 ユルゲン・ハーバーマス/清水多吉訳 11/上旬 \3,465 
法政大学出版局 『センス・オブ・ウォールデン』 スタンリー・カベル/斎藤直子訳 10/27 \2,940 ((多様かつ多層的なことばの交響する「ことばの洗礼」の書として、書くこと・読むことについての「英雄的書物」として読み解く。))

みすず書房 『漱石の〈明〉、漱石の〈暗〉』 飯島耕一 11/下旬 \3,360 ((「天」は文学と人生におけるキーワードであった。詩人は、江戸から現代までの「天」のイメージを探り、漱石のユーウツを考察する。))
みすず書房 『アラン島』 ジョン・ミリントン・シング/栩木伸明訳 11/10 \2,625 ((イェイツのすすめで劇作家シングはアラン島へ。島の名を知らしめた紀行文の傑作を新訳で。))
みすず書房 『ラブレーで元気になる法』 荻野アンナ 11/10 \1,365 
みすず書房 『音楽の時間はビートルズ』 佐藤良明 11/10 \1,365 

[新書]
幻冬舎 『紅無威おとめ組 かるわざ小喋』 米村圭伍 10/25 \1,575 

講談社 『<変態>の誕生』 菅野聡美 11/21 \756 ((大正期の大きなブーム「変態研究」。知識人が参加したこの研究は当初性的な意味はなかった。「変態」をキーワードに大正・昭和を読みかえる。))

文藝春秋 『回想・回転扉の三島由紀夫』 堂本正樹 11/18 \725 ((10代で三島を知り、「切腹趣味」を共有した2人は、やがて問題の映画「憂国」を作る。天才的かつ官能的な作家像を伝える鎮魂の書))。
文藝春秋 『三島由紀夫二・二六事件』 松本健一 11/18 \725 ((天子になることを夢想した北一輝天皇を恋慕し続けた三島。北を終生、許さなかった天皇。近代史に隠された壮絶な人間ドラマのすべて。))

平凡社 『本居宣長とは誰か』 子安宣邦 11/10 \756 
平凡社 『千里眼事件』 長山靖生 11/10 \756 

KKベストセラーズ 『ああ、いとしのローレライ』 檜山哲彦 11/18 \819 ((ローレライとは魔女か妖婦か、はたまた女神か。ドイツ・リートを通してドイツの詩に隠されたエロティックな意味を解き明かす。 ))

合作にもほどってもんがあるだろう『EDS緊急推理解決院』は執筆者陣だけなら豪華絢爛、単なるネタ本かもしれないけれどチェックせずにおれましょうかと。みすず書房は<理想の教室>2冊も楽しみだけど飯島耕一漱石ってのは居ても立ってもいられないかも…天沢退二郎による宮沢賢治論のような期待感を持って待つ次第。最近とみに思うのは新書に面白そうなタイトルが多くなってきたなって事、今回も三島千里眼本居宣長変態ローレライと多分全部買うよオレ。それにしても最近の異色作家復権の一環なのかブルーノ・シュルツの小説が2千円札一枚で買えるってのはすばらしい←コレとレヴィ・ストロースが今回のオレ的目玉か。そうそうSF Japan山田正紀の神獣聖戦が掲載されるということでオレ大満足。