本やタウン近刊情報より


[単行本]
NTT出版 『〈想像〉のレッスン』 鷲田清一 10/15 \1,785 ((分からないままに受け止める[]感受性[]、つまり「[]不在[]への[]関心[]」をはぐくんでくれるのが「[]想像[]」の力なのである。))
NTT出版 『街場のアメリカ論』 内田樹 10/15 \1,680 (([]床屋談義[]にも[]真実[]は宿る。[]専門家[]が見落としがちな[]アメリカ[]の[]本質[]を[]フランス[][]現代思想[]の[]専門家[]が「[]外側[]」から明らかにする。))
晶文社 『アメリカン・コミックス大全』 小野耕世 10/下旬 \3,150
ソニー・マガジンズ 『隣に棲む連続殺人犯』 ヘレン・モリソンほか/大野晶子訳 10/12 \2,520 
:大修館書店 『左見右見四字熟語』 別役実 10/下旬 \1,575 
白水社 『ぼくのともだち』 エマニュエル・ボーヴ/渋谷豊訳 11/中旬 \1,785 
白水社 『目眩まし』 W・G・ゼーバルト/鈴木仁子訳 11/下旬 \2,310 
白水社 『トランス 新版』 鴻上尚史 11/中旬 \1,680 
毎日新聞社 『自分の謎』 赤瀬川原平 11/中旬 \1,260 

[新書]
白水社 『カモメに飛ぶことを教えた猫』 ルイス・セプルベダ著/河野万里子訳 11/中旬 \840 
白水社 『フーリガン社会学』 ドミニック・ボダン著/相田淑子ほか訳 11/下旬 \999 
文芸社 『B-Quest(1)』 B-Quest 11/05 \1,050 ((オール[]ジャンル[]網羅の[]文芸誌[]。「読みたい本は僕らが決める」「[]絶対[][]ストーリー[]」13本収載。[]山田悠介[]大[]特集[]、[]八雲[][]シリーズ[][]外伝[]など。))

ともだちが欲しい」。パリ郊外孤独無為な日々を送る青年は、すれ違う人々となんとか心を通わせようとする。*1” とは個人的にもなかなか身にしみる文句ではありますが、そういうこととはまったく無関係に白水社のラインナップは今月も好調。注目しておきたいのは4文字熟語を別役流に再解釈するエセー『左見右見四字熟語』。『虫づくし』等で真面目顔で人を喰った奇説を騙ってみせた手業をどのように発揮してるかが見物でしょう。そしてB-Quest…ファウストが当たったから似たような雑誌を作ろう…って勘ぐるのは下衆の何とやらですかね。山田悠介も意外とウマくなってるというハナシをちらほら見かけるので物は試しと手にとってみようかなと思ったり思わなかったり。

*1:エマニュエル・ボーヴ著『ぼくのともだち』への推薦コメントより